WBCチェコ監督、日本人への愛を表現した粋な装いに米称賛「野球界で最も愛すべき男」
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で1次ラウンド敗退となったチェコ代表。13日に行われたオーストラリア戦は3-8で敗れたが、試合後の会見でパベル・ハジム監督が日の丸入りの必勝ハチマキを巻いて登場。「本当に日本、ありがとうございます」と語った姿に、米国の実況アナウンサーは「野球界で最も愛すべき男かも」と称賛している。
「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」1次ラウンド
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で1次ラウンド敗退となったチェコ代表。13日に行われたオーストラリア戦は3-8で敗れたが、試合後の会見でパベル・ハジム監督が日の丸入りの必勝ハチマキを巻いて登場。「本当に日本、ありがとうございます」と語った姿に、米国の実況アナウンサーは「野球界で最も愛すべき男かも」と称賛している。
日本で4試合を戦い抜いたチェコ代表。指揮官が最後の会見で披露した姿は、日本の魂が宿っていた。
ロースターの大半の選手が他に職業を持ちながら、日本戦は先制するなど善戦。ひたむきなプレーとスポーツマンシップ溢れる行動で野球ファンの心を掴んだ。オーストラリアに敗れた後でも姿勢は変わらず。代表チームのウェアを着たハジム監督は、必勝ハチマキを付けた姿で会見に臨んだ。
MLB公式のマイケル・クレア記者は、ハジム監督のハチマキ姿を自身のツイッターで公開。これに、米MLB専門局「MLBネットワーク」でWBCプールAの実況を務めたタイラー・マウン氏が反応した。引用リツイートで「野球界で今まで会った中で最も愛すべき男かも」と記し、魅了された様子だった。
ハジム監督は、この試合で先発したマーティン・シュナイダー投手が降板する際、マウンドへ向かうと帽子を取って深々とペコリ。“日本流”のお辞儀を見せて好投を労った。会見では、「日本がどれだけ親切に支援してくれたことか。その感謝の気持ちです」とハチマキ姿の理由を説明していた。
すっかり日本人ファンを増やしたチェコ代表。WBC初出場を飾った地に、指揮官も特別な思いを抱いたようだ。
(THE ANSWER編集部)