「大谷に当てる」発言が物議の韓国投手、日本戦で登板せず 韓国10人登板&13失点でも
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は10日、1次ラウンド第2戦で韓国と対戦。13-4で大勝し、2連勝とした。エンゼルスの大谷翔平投手は「3番・DH」で出場し、3打数2安打1打点。2つの四球でも出塁した。大会前、大谷に対して「真っ向勝負がしたい。どうしても投げるところがなければ痛くないところに当てる」と語ったことで物議を醸していた韓国のコ・ウソク投手はベンチ入りしたが、大差の展開でも登板しなかった。
「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」1次ラウンド
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は10日、1次ラウンド第2戦で韓国と対戦。13-4で大勝し、2連勝とした。エンゼルスの大谷翔平投手は「3番・DH」で出場し、3打数2安打1打点。2つの四球でも出塁した。大会前、大谷に対して「真っ向勝負がしたい。どうしても投げるところがなければ痛くないところに当てる」と語ったことで物議を醸していた韓国のコ・ウソク投手はベンチ入りしたが、大差の展開でも登板しなかった。
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韓国メディア「SPOTV NEWS」が「『大谷に当てる』発言を訂正したコ・ウソク、『驚異的で勇気を与えてくれる選手』」との見出しで報じた記事によると、コは1月に代表合流した際、「大谷と真っ向勝負がしたい。どうしても投げるところがなければ痛くないところに当てる」と発言。記事ではこれについて「『ビーンボール(危険球)を投げる』と発言したと誤解された」と記し、スポーツマンシップに反するとの批判を受けた伝えていた。
2月27日に米アリゾナの代表合宿で取材に応じたコは、発言について問われ「どう相手すればいいのかをまだ考えていない状態だった」「(大谷が)あまりにもレベルの高い打者で弱点がなさそうだったので、どうしても投げるところがなければ、痛くないお尻に遅いボールを投げると言った」と話したという。
さらに「しかし、本来の私は違う。そのように学んだわけでもないし、投げるところがないからといって、わざと当てようと思ったこともない」と真意を説明。「ただ、自分自身の発言だったため、釈明することはしなかった。自分の立ち位置を考えずに言葉を発してしまったように思う。大谷のプレーを見すぎていて、近い存在のように思っていた。(同僚のイ・)ジョンフンや(キム・)ヘソンを相手に話すように軽く話してしまった」と反省したという。
大谷へのリスペクトを示すコメントも伝えられたコは、今月6日のオリックスとの強化試合で首痛により途中降板。WBC初戦のオーストラリア戦も登板しなかった。日本戦で韓国は13失点、10人の投手をつぎ込む展開だったが、結局コの登板機会はなかった。
(THE ANSWER編集部)