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復活安打・山田哲人を喜ばせた牧秀悟らの行動 山田驚き「そんなに喜んでくれるの?」

野球の日本代表・侍ジャパンは9日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」1次ラウンド(東京D)初戦の中国戦に8-1で快勝した。相手投手陣の17四死球に乗じ、9安打で大量点。1番のラーズ・ヌートバー外野手から3番の大谷翔平投手(エンゼルス)までは機能したが、世界一の座にたどり着くために、打線にはまだ改良の余地があり流動的だ。

8回に安打を放った山田哲人【写真:Getty Images】
8回に安打を放った山田哲人【写真:Getty Images】

侍JはWBC初戦に快勝

 野球の日本代表・侍ジャパンは9日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」1次ラウンド(東京D)初戦の中国戦に8-1で快勝した。相手投手陣の17四死球に乗じ、9安打で大量点。1番のラーズ・ヌートバー外野手から3番の大谷翔平投手(エンゼルス)までは機能したが、世界一の座にたどり着くために、打線にはまだ改良の余地があり流動的だ。

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 この試合で侍ジャパンのベンチが、最も盛り上がった瞬間だったのではないか。4-1の8回1死満塁。大会開幕前の壮行試合・強化試合で通算14打数無安打と誰よりも苦しんでいた山田哲人内野手が打席に入った。この日はスタメンを外れ、この回の守りから二塁のポジションに。カウント3-0から、真ん中高めの138キロストレートを空振りした。直後、外角低めの135キロを一閃。打球は左前に弾んだ。

 その瞬間、ベンチのチームメートは躍り上がって大騒ぎ。とりわけ派手なガッツポーズを繰り出して喜んだのは、山田に代わる形で「7番・二塁」でスタメン出場した牧秀悟内野手だった。7回に右翼席へ大会チーム1号ソロ。山田は「自分よりも周りが喜んでくれたので、そっちの方がうれしい気持ちになりました。そんなに喜んでくれるの?っていう感じでした。牧が喜んでいたかどうかはわかりませんでしたけど。すみません」と笑った。

 2021年の東京五輪で猛打を振るいMVPに輝くなど、もともと国際大会に強い山田が今回も本領を発揮するのか。それとも安定感のある牧に任せるのか。スタメン二塁手の選択に、栗山英樹監督は今後も考えを巡らすことになる。それが、うれしい悩みになっていくのなら大歓迎だろう。

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