ヘルシーなくびれで元新体操選手が優勝 広い骨盤がコンプレックス、今は競技で「自分の個性に」
コンプレックスだった広い骨盤も「見せ方次第で生かせるので自分の魅力」
――具体的にやりがいを感じるのはどういうことか。
「パーソナルトレーナーなので、お客様と一緒にやっていく中でお客様の体がどんどん変わっていったり感謝されたりすると、やっていてよかったなと思いますね」
――トレーニングを始めてから大変だったことは。
「(体重が)落ちなくなってくるとモチベーションもそうですけど、逃げ出したくなる気持ちにはなるんです。ただ、それを脱出するための工夫を自分で持っておかないとどんどん衰退してしまうので、気分転換に違うことをやってみるなどして減量を乗り越えている感じですね」
――乗り越える支えになったものは。
「やはり同僚、職場の仲間ですね。一緒に出場してくれたり、日々トレーニングを一緒に頑張ってくれたりすると、自分も負けていられない、と思って自分を奮い立たせることができています」
――自慢の部位は。
「骨盤が凄く広いんですが、意外とそれが自分の魅力というか、一つの個性でもあって。それがあるからくびれて見えたり足が長く見えたり、見せ方次第でこの広い骨盤を生かせるので、今ではちょっと自分の個性かなと感じています」
――「今では」ということは昔はあまり好きではなかった。
「細ーい人に憧れていて、それこそ新体操をやっているときは『この骨盤さえもうちょっと細ければ』と思っていました。ただ、そのおかげで今はくびれをキュッと作れるようになって、コンプレックスをうまく生かす方法や見せ方を覚えたので、自分の個性として胸を張れる感じです」
――コンプレックスを生かす方法を覚えたことは教えるときにも還元できる。
「同じ悩みを持つ方には同じように伝えられるかなと思います。コンプレックスも生かすことができるよ、と教えられたらいいですね」
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)