「俺の体、ヤバい…恥ずかしい」 天性の肩幅が目覚めた高3の夏休みの海 掴んだプロの称号
30年以上の歴史を誇る世界最大級のボディコンテスト「マッスルコンテスト」。2月19日には、3年ぶりに日本での国際大会「マッスルコンテスト・ジャパン」が川崎市・カルッツかわさきで開催された。男子フィジーク部門178センチ以下級では、25歳のパーソナルトレーナー張廖祐輝が優勝。同部門のオーバーオール(総合優勝)にも輝き、IFBBプロカードを手にした。自慢の骨格を生かした考える体作りで掴んだ称号。高校3年の時に「俺の体、ヤバい…恥ずかしいな」と危機感を持ったところから、プロになるまでの過程を聞いた。
各コンテストで輝く選手たちを紹介「ボディコンテスト名鑑#7 張廖祐輝」
30年以上の歴史を誇る世界最大級のボディコンテスト「マッスルコンテスト」。2月19日には、3年ぶりに日本での国際大会「マッスルコンテスト・ジャパン」が川崎市・カルッツかわさきで開催された。男子フィジーク部門178センチ以下級では、25歳のパーソナルトレーナー張廖祐輝が優勝。同部門のオーバーオール(総合優勝)にも輝き、IFBBプロカードを手にした。自慢の骨格を生かした考える体作りで掴んだ称号。高校3年の時に「俺の体、ヤバい…恥ずかしいな」と危機感を持ったところから、プロになるまでの過程を聞いた。
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――プロカードを獲得。率直な感想をお聞かせください。
「とりあえずプロカードを取る、というのはずっと周りに言っていたので、『とりあえず』をひとまず達成できて今凄いホッとしているというか安心感はあります。ただ、当然これで終わりではないので、これからいろいろ考えて動いていかないといけないなと思っています」
――プロを目指し始めたのはいつ頃から。
「日本でプロが取れますよ、となったときぐらいから。2019年にコンテストに出場し始めたときぐらいからだったと思います」
――25歳。現在パーソナルトレーナーをしているとのことだが、トレーナーはいつ頃から。
「20歳ぐらいからです。トレーナーの専門学校に1年行っていて、そのときからやっている感じです」
――トレーニングの世界は早い段階から目指していた。
「トレーニング自体を始めたのは高校3年生、18歳の夏休み終わりです。夏に海に行って水着を着て、『俺の体、ヤバいぞ。これはちょっと恥ずかしいな』と思って、最初は右も左も分からないままとりあえずバーベルを握ったところからのスタートです」
――それまでは運動は。
「中学生のときは陸上の短距離をやっていましたが、高校のときは特にスポーツはやっていませんでした」
――トレーニングにはすぐにハマったか。
「友達と一緒に始めたので和気あいあいとでしたが、ハマることはハマりました。本気でやり始めたのはもっと後になりますけど」
――本気でやり始めたきっかけは。
「最初はフィジークという競技自体も当然知らなかったんですが、自分がかっこいいなと思う体の人を見ていると、フィジークという競技に辿り着いて。あ、じゃあ出てみたいな、と思ったのがきっかけです。本格的にトレーニング頑張ろうと思い始めたのは2017年ぐらいで、2019年の大会に初めて出て、その時もオーバーオールを取らせてもらいました」