20kg絞って作り上げた広背筋 元球児の大学生が初コンテストで優勝、転機は野球断念した怪我
ボディコンテストの登竜門「マッスルゲート」神奈川大会が2月18、19日、川崎市・カルッツかわさきで開催された。日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)ルールに則って行われる本格的なコンテストだが、新人選手も参加しやすく、門戸が広いのが特徴だ。メンズフィジーク新人の部172センチ以下級では22歳の末原佑馬が優勝。今春から新卒社会人トレーナーとして新たな一歩を踏み出す末原には、肩の怪我で野球を断念した過去があった。
各コンテストで輝く選手たちを紹介「ボディコンテスト名鑑#3 末原佑馬」
ボディコンテストの登竜門「マッスルゲート」神奈川大会が2月18、19日、川崎市・カルッツかわさきで開催された。日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)ルールに則って行われる本格的なコンテストだが、新人選手も参加しやすく、門戸が広いのが特徴だ。メンズフィジーク新人の部172センチ以下級では22歳の末原佑馬が優勝。今春から新卒社会人トレーナーとして新たな一歩を踏み出す末原には、肩の怪我で野球を断念した過去があった。
◇ ◇ ◇
――年齢と職業は。
「今年で22歳になります。早生まれなので2001年生まれです。今は大学生で、今年から新卒採用でゴールドジムのトレーナーをやることになります」
――学生時代は何を?
「野球を小学3年生ぐらいからやっていて、大学まで続けていました。ポジションは投手でしたが、肩を壊してしまい、3年秋で引退しました。高校の時も肘を怪我したりと体が痛いのは続いていました。ただ、野球が好きでやり続けていた中でのことだったので。ここが潮時かなと思って野球には一旦区切りをつけました」
――トレーニングを始めたのはいつ頃から。
「もともと中学生ぐらいから少しはやっていました。ゴールドジムに入会して、父親と一緒にトレーニングしたり、時間があるときにトレーニングしたり。ただ、本格的にハマったのは大学2年生になってからです。野球を辞めて、今度は何をやろうか、となったときに『トレーニングが好き』というところがあったので、今回初めてマッスルゲートに出場させてもらいました」
――初のコンテスト。苦労したことは。
「今回はかなりしんどかったなと思います。5月ぐらいから大会のことは考えずにプチ減量を始めたのですが、その当時が82キロぐらいあって、現在は61キロ後半ぐらいまで落としています。1年通して減量していたイメージで、終盤のほうは心身的疲労も結構あったかなと思います」
――乗り越える支えとなったものは。
「家族や友人たち、職場の方が支えてくれる中で、自分も奮起してやらないといけないな、と。また、自分自身に自信をつけてあげられるものがなにかあるかな、と考えると日頃やっているトレーニングだ、という思いがあって。色々な要因があってしんどいときも頑張れたかなと思います」
――こんなトレーナーになりたいという抱負は。
「お客さんに実感していただくことが大事だと思うので、それができる実力をつけたトレーナーにまずなりたいです。将来設計としては、理学療法士も目指したいなと思っています。自分みたいに怪我で引退するような方も補助できたり、サポートできたりするかなと。それを目指しつつ、お客様に色々な知識を提供して一緒に改善していくような、簡単に言うと『誰から見ても完璧なトレーナー』というのを目指したいです」
――自慢の部位をお聞かせください。
「1つだけではありませんが、特に褒めていただいたのは背中。もともと野球をやっていたときから大きかった部分です」
(THE ANSWER編集部)