乱立して悩み増大 会費以外で「自分に合うジム」の見分け方、重視すべき点は?
体験する側も「感じたことは正直に伝えること」が大事
体験する側も、感じたことは正直に伝えましょう。ここで「効いてないと言ったら悪いかな」などと相手に気を使っても、結果的に、誰のためにもなりません。
技術と心のあるトレーナーならば、「効かない」と伝えれば、フォームを変える、種目を変えるなど、新たな指導や提案をしてくれます。しかし、2セット目もハマらない場合もありますが、人によって1日ではハマる種目が見つからないことはよくあること。それよりも大事なのは、寄り添ってくれるかどうかです。親身になってくれるトレーナーがいれば、近いうちに、あなたに合うトレーニングを見つけてくれます。
それから、大きなジムになると、アルバイトのトレーナーもいるので、なかにはあなたの質問に答えられない人もいると思います。そこで「私では応えかねるので、ちょっと上司に聞いてきますね」と言えるジムもいいと思います。体験する側は、1分1秒を争って、今すぐ効かしたいわけではないですからね! そのぐらい許容しているジムは雰囲気もよいし、誠実だと思います。
女性を例にしてお話ししましたが、男性であれば、胸と腕に効くベンチプレスや僧帽筋と三頭筋に効くサイドレイズなど、2カ所に効く種目で、より狙い通りの筋肉に疲労を得られるかどうかを見てもらうといいと思います。
狙ったパーツに入ったか入らなかったかに、きちんと向き合ってくれる。これには、大会実績も資格も関係ありません。心です。そんなお客様ファーストのトレーナーがいるジムを見つけてください。
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)