車いすバスケ日本は銀メダル! 決勝で前回王者・米国に惜敗も自国開催で快挙
東京パラリンピックは5日、車いすバスケットボール男子決勝が有明アリーナで行われ、初の決勝進出を果たした日本は前回リオデジャネイロ五輪王者の米国に60-64で敗れ、銀メダルを獲得した。
東京パラリンピック車いすバスケ男子決勝
東京パラリンピックは5日、車いすバスケットボール男子決勝が有明アリーナで行われ、初の決勝進出を果たした日本は前回リオデジャネイロ五輪王者の米国に60-64で敗れ、銀メダルを獲得した。
自国開催で勢いに乗り、ファイナルにたどり着いた日本。第1クォーター(Q)で主導権を握ったのも日本だった。大黒柱の藤本怜央、香西宏昭らがポイントを重ね、一時は9点差をつけた。しかし、米国も反撃。終了間際の3ポイントで18-18の同点で終えた。
第2Qは米国ペース。効果的にポイントを決め、日本は一時6点差をつけられた。それでも、鳥海連志のリバウンドなど懸命な守備で食らいつき、日本は27-32の5点ビハインドで後半に突入した。
第3Qは日本が守備からリズムを作った。献身的な守備で米国のシュート成功率を落とし、じわじわと追い上げる。中盤で香西、鳥海の連続ポイントで41-39と逆転。そのまま優位に進め、46-45で最終Qに突入した。
互いに金メダルへの執念を見せる最終Qも死闘となった。日本、米国ともに随所に長所を生かし、一進一退の攻防。しかし、最後は米国が前回王者の底力を発揮し、日本を振り切った。リオ大会に続く連覇を達成した。
今大会、日本は予選リーグ開幕戦からコロンビア、韓国、カナダを破って3連勝。スペインに敗れたものの、続くトルコ戦に勝利して4勝1敗で決勝トーナメント進出を決めた。
準々決勝の豪州を61-55で破り、迎えた準決勝の英国戦は79-68で快勝。2018年の世界選手権王者から金星を挙げ、涙の決勝進出を果たしていた。
(THE ANSWER編集部)