雨天中断中ボランティアを手助け 車いすテニスレジェンドに海外称賛「一流の振る舞い」
東京パラリンピックは1日、車いすテニスの男子クアードダブルス決勝が行われ、サム・スローダー、ニールス・フィンク組(オランダ)が6-4、6-3のストレートで勝利し金メダルを獲得した。敗れたディラン・オルコット、ヒース・デービッドソン組(オーストラリア)だったが、悪天候による一時中断中には、オルコットが自らタオルをもってボランティアを手伝い。大会公式が実際の写真を公開すると、海外ファンから称賛を浴びている
グランドスラム通算22勝のオルコットがタオルを持って自らコート整備
東京パラリンピックは1日、車いすテニスの男子クアードダブルス決勝が行われ、サム・スローダー、ニールス・フィンク組(オランダ)が6-4、6-3のストレートで勝利し金メダルを獲得した。敗れたディラン・オルコット、ヒース・デービッドソン組(オーストラリア)だったが、悪天候による一時中断中には、オルコットが自らタオルをもってボランティアを手伝い。大会公式が実際の写真を公開すると、海外ファンから称賛を浴びている
自らコート整備を手助けした。最終セット途中で降雨により試合が中断。屋根を閉め、濡れたコートをタオルで乾かすボランティア。そこに、オルコットもタオルをもって参加。自らコートを整備した。
実際の画像を東京2020公式ツイッターが公開。文面に「ディラン・オルコットが素晴らしいお手本を見せてくれた。リスペクト。どんな時もいてくれる(働いてくれる)ボランティアに、あらためてありがとう」とつづった。ファンからは「ディラン・オルコットは何と偉大なオーストラリアのアンバサダーだ」「選手自ら、どうもありがとう」とコメントが寄せられている。
豪メディア「ニュース.com.au」も「決勝でのディラン・オルコットの一流の振る舞いをカメラが捉えた」と題した記事を掲載。「オルコットはタオルで濡れたコートを拭き、ボランティアを助ける一流の振る舞いを見せた」と称賛した。
オルコットはテニスの4大大会で、シングルスで14勝、ダブルスで8勝挙げている車いすテニス界のスター。今大会では、シングルスでも決勝に進出している。
(THE ANSWER編集部)