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日本人警備員にスイス選手が感銘 “タジタジ交流”に「礼儀正しさと敬意を知れた」【東京五輪名珍場面】

東京五輪は8日の閉会式で幕を閉じた。日本は史上最多となる計58個のメダルを獲得。コロナ禍の中でも、大きな盛り上がりを見せた。24日から開幕するパラリンピックへ“熱”を継続させるため、競技場の内外で様々なドラマが生まれたオリンピック17日間の名珍場面を連日回顧する。今回はスイス選手と日本人警備員の交流だ。翻訳アプリを駆使して交流した際の様子をSNSに公開。「言葉のバリアを越えた」などとつづっていた。

フェンシングのスイス代表、ベンヤミン・シュテフェン【写真:Getty Images】
フェンシングのスイス代表、ベンヤミン・シュテフェン【写真:Getty Images】

東京五輪をプレーバック、スイス選手が交流映像をSNSに公開

 東京五輪は8日の閉会式で幕を閉じた。日本は史上最多となる計58個のメダルを獲得。コロナ禍の中でも、大きな盛り上がりを見せた。24日から開幕するパラリンピックへ“熱”を継続させるため、競技場の内外で様々なドラマが生まれたオリンピック17日間の名珍場面を連日回顧する。今回はスイス選手と日本人警備員の交流だ。翻訳アプリを駆使して交流した際の様子をSNSに公開。「言葉のバリアを越えた」などとつづっていた。

 五輪中、こんな光景も見られた。屋外に立つのは、フェンシングのスイス代表、ベンヤミン・シュテフェン。目の前にいるのは警備員だ。シュテフェンはスマホを片手に何やらコメント。気持ちを伝えたようで、ペコペコとお辞儀。警備員はちょっとタジタジだが、微笑ましいシーンだ。最後におやつのようなものをプレゼントしている。

 実際の動画を自身のインスタグラムに公開したシュテフェン。投稿の文面には、このようにつづっていた。

「バブル外の人とは接触ができない。けれど、ホストとしてベストを尽くしてくれている地元の人との交流にトライした。僕には長い会話をするほどの日本語力はない。ありがたいことにテクノロジーのおかげで言葉のバリアを越えることができた。翻訳ツールを使って実際に会話ができたことで、日本人の礼儀正しさと敬意を知ることができた。彼らのマナーには本当に感動したよ」

 39歳のシュテフェンは今大会、男子エペ個人戦で29位、同団体は8位だった。

(THE ANSWER編集部)

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