海外記者が街で目撃した日本の文化たち 品川で発見の移動手段に「私もこれ欲しい!」
東京五輪は8日で閉幕する。取材に訪れた海外メディアは感染対策により外出規制が敷かれ、不自由な生活を強いられたが、その中でも日本の文化に触れる記者が相次いだ。
行動制限がある中で専用バスなどから触れた日本の文化
東京五輪は8日で閉幕する。取材に訪れた海外メディアは感染対策により外出規制が敷かれ、不自由な生活を強いられたが、その中でも日本の文化に触れる記者が相次いだ。
日本特有の自転車に興味を持ったのは、カナダ紙「トロント・スター」のコラムニスト、ブルース・アーサー氏。ツイッターに投稿したのは品川区の標識が見える道で、前と後ろに子供を乗せた自転車で走る女性の写真。いわゆるママチャリだ。同氏は「日本の自転車文化はまさしく習慣だ」と紹介した。フォロワーからは「私もこれ欲しい」との声が上がり、別のカナダ紙の記者も「とても効率的な移動手段だ」と称賛した。
一方、米紙「USAトゥデー」のアレックス・タチク氏はトイレに驚き。来日直後の空港で流水音が流れる機能に「ここまで東京で過ごした中で最もクールなことはトイレです」とツイート。「水の流れる音がした時に私は衝撃を受けました。私はもう出なきゃいけないってこと!?」と勘違いもあったが、正しい意味をフォロワーから説明されると「気付かなかった!」と目から鱗が落ち、早速日本流の“気遣い”を体感した。
飲食店で目撃したのは、米スポーツ専門局「NBCスポーツ」のトッド・ハリス記者。レストランの店頭でお馴染みの食品サンプルに興味を示し、ピザ、おでん、ステーキなどの写真をインスタグラムに掲載した。「日本にはディスプレイ用の完璧なプラスティック食品サンプルがあります。注文がこれで簡単に! ただ指をさすだけです!」と記載。フォロワーからは「どれだけ食品を似せるのが上手いんだ」と驚きの声が上がった。
今大会は2週間の隔離期間が終わるまでは宿舎とメディアセンター・会場までの移動は専用バスに限られたが、その車内から見た日本の風景に興味を示した関係者も多かった。
(THE ANSWER編集部)