スケボーで選手と激突 絶対カメラを手放さないカメラマンにSNS称賛「プロ根性見た」
東京五輪は5日、新競技スケートボード・パーク男子の予選で、選手が滑走中にカメラマンと衝突するアクシデントが発生。一瞬ヒヤリとするシーンだったが、カメラマンは無事で選手とグータッチを交わした。実際の映像を英BBCが公開。反響が広がっている。
ヒヤリとするアクシデントも、2人はグータッチ
東京五輪は5日、新競技スケートボード・パーク男子の予選で、選手が滑走中にカメラマンと衝突するアクシデントが発生。一瞬ヒヤリとするシーンだったが、カメラマンは無事で選手とグータッチを交わした。実際の映像を英BBCが公開。反響が広がっている。
カメラマンのプロ根性が垣間見えた。予選3組のキーラン・ウリー(オーストラリア)の1回目の試技。スピードに乗ったウリーは高いエアを披露していたが、演技の後半だ。勢いあまってコース外へ出てしまい、そこで撮影していたカメラマンと激突。カメラマンは後ろ向きに転倒してしまった。
心配そうな表情を浮かべるウリーだったが、カメラマンは無事。様子を確認したウリーはカメラマンに近寄り、笑顔でグータッチを交わした。カメラマンも自身の商売道具であるカメラだけは落とすまいとした咄嗟の回避行動も見事だった。
英公共放送「BBCスポーツ」公式ツイッターでは「カメラマンに同情しなくてはいけない」との文面で実際の動画を公開。五輪公式ツイッター英語版でも「スケートボードの大会でカメラマンを務める危険」と添えてこちらは同シーンの画像を投稿している。
これらに海外ファンからは「危ない!」「オーノー」「カメラマンを昇給させて」「これはボーナスポイントだ」などと反響が集まり、またツイッター上の日本のファンも「カメラマンもすごいし、『大丈夫だよ』って手をグーし合うのもスケボーの精神な感じする」「清々しい精神も素晴らしい」「撮影者に対するリスペクトは大きいだろうなぁ」「何が言いたいってスケボー最高ってこと」「プロ根性を見た」などと感動していた。
17歳のウリーはこの日の午後に行われた決勝に進み、5位に入っている。
(THE ANSWER編集部)