五輪選手に広がるボランティアへの感謝 花束渡した独選手は「日本人に感謝伝えたい」
東京五輪は後半戦に突入し、残り1週間を切った。コロナ禍により困難な運営を強いられる中、大会を支えている存在がボランティアだ。それは海外選手にも伝わっており、SNS上ではさまざまな感謝のメッセージが上がった。メダルを獲得したドイツ選手はボランティアにメダルや花束を渡し、記念撮影する粋な振る舞いを見せたことも話題を呼んだ。
大会を支えるボランティアに出場アスリートからも「Arigato」の声
東京五輪は後半戦に突入し、残り1週間を切った。コロナ禍により困難な運営を強いられる中、大会を支えている存在がボランティアだ。それは海外選手にも伝わっており、SNS上ではさまざまな感謝のメッセージが上がった。メダルを獲得したドイツ選手はボランティアにメダルや花束を渡し、記念撮影する粋な振る舞いを見せたことも話題を呼んだ。
カヌー男子スラロームで銅メダルを獲得したドイツ代表ハネス・アイグナーは表彰式後、日本人ボランティアと交流。首に提げたメダルを触れさせてあげたり、女性ボランティアに花束を渡してあげたりして記念撮影に収まっている。そんな様子を同国のスラローム代表公式ツイッターがアップし、「素晴らしい振る舞いだ」と紹介した。
ドイツメディアによると、本人は「このような状況の中であらゆることをやってくれている日本の人たちに感謝の気持ち伝えたかったのかもしれない」と説明。「いつもなら花束は母親かガールフレンドにプレゼントするのだけれど、この暑い中、ボランティアで働いている方々は大きなリスペクトに値する。だからその人たちに何かいいことをしたかった」と明かしたという。
同じくカヌー女子スラロームで金メダルを獲得した金メダルを獲得したジェシカ・フォックス(オーストラリア)がTikTokを更新。様々な局面で大会をサポートする東京五輪のボランティアの姿を映像で公開し、「日本のボランティアはただただ最高。Arigato」と感謝を記した。また、米メディアは都内のメディアセンターでボランティアが作り、プレゼントされる折り紙の温かさに感謝していた。
日の当たることの少ない大会ボランティア。しかし、実際に出場し、取材する選手やメディアはその献身ぶりをしっかりと認めている。
(THE ANSWER編集部)