上野由岐子は13年経っても打てなかった 米記者も続々脱帽「何てアスリート。39歳。稀代の才能だ」
東京五輪のソフトボール世界ランク2位の日本は27日、決勝(神奈川・横浜スタジアム)で同1位の米国を2-0で下し、2008年北京五輪に続く実施2大会連続の金メダルを獲得した。39歳の上野由岐子は今大会4度目の先発で5回0/3を無失点。一度交代した後に最終7回にも再登板し、3者凡退に抑えた。24年パリ五輪は実施されない中で永遠のライバルを倒し、再び世界一の座を手にした。39歳にして圧巻の投球を披露した大黒柱に、対戦した米メディアも脱帽状態だった。
またしても打てなかった上野に拍手「日本にとってクールな物語」
東京五輪のソフトボール世界ランク2位の日本は27日、決勝(神奈川・横浜スタジアム)で同1位の米国を2-0で下し、2008年北京五輪に続く実施2大会連続の金メダルを獲得した。39歳の上野由岐子は今大会4度目の先発で5回0/3を無失点。一度交代した後に最終7回にも再登板し、3者凡退に抑えた。24年パリ五輪は実施されない中で永遠のライバルを倒し、再び世界一の座を手にした。39歳にして圧巻の投球を披露した大黒柱に、対戦した米メディアも脱帽状態だった。
最後はやっぱり上野が締めくくった。7回のマウンドにリエントリーで上がると、3人でピシャリ。最大のライバル・米国の反撃を許さなかった。優勝が決まった瞬間、選手たちは歓喜の輪を作った。4試合で389球を投げた上野は、宇津木麗華監督と抱き合って大粒の涙を流した。
2008年も上野に抑えられた。13年後もまた上野を打つことは出来なかった。ツイッター上の米記者も脱帽するしかない。米専門メディア「ソフトボール・アメリカ」のケイラ・ロンバルド記者は「ユキコ・ウエノは何てアスリートだ。39歳。日本のために金メダルをかけて投球。稀代の才能だ」と最大限の称賛を送った。
さらに米ヤフースポーツのハンナ・ケイザー氏は「この試合の日本の投手はユキコ・ウエノ。この試合前に彼女がやったのは、2日間で28イニング投球」と記し、米オハイオ州の地元紙「サンダスキー・レジスター」のビリー・ヘイエン記者も「ユキコ・ウエノは日本にとってクールな物語。2008年、彼女は決勝で先発して勝利。そして東京に五輪がやってきたとき、39歳で出場。アメリカを完封した上野は再び金メダルを獲得した」と13年越しで米国の前に立ちはだかった生けるレジェンドに拍手を送っていた。
(THE ANSWER編集部)