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大坂なおみ、五輪初戦で完勝「間違いなく緊張した」 2か月ぶりコートインタで肉声

東京五輪は25日、テニスの女子シングルス1回戦が行われ、世界ランキング2位の大坂なおみ(日清食品)が同52位テイ・サイサイ(中国)に2-0のストレート勝ち。圧巻の強さで五輪初勝利を手にした。今年5月の全仏オープン初戦以来、うつの症状を告白して以降では初めての試合だった。コートインタビューにも応じ「間違いなく緊張した」などと語った。

テニスの女子シングルス1回戦でストレート勝ちした大坂なおみ【写真:AP】
テニスの女子シングルス1回戦でストレート勝ちした大坂なおみ【写真:AP】

全仏以来の公式戦は中国テイにストレート勝ち

 東京五輪は25日、テニスの女子シングルス1回戦が行われ、世界ランキング2位の大坂なおみ(日清食品)が同52位テイ・サイサイ(中国)に2-0のストレート勝ち。圧巻の強さで五輪初勝利を手にした。今年5月の全仏オープン初戦以来、うつの症状を告白して以降では初めての試合だった。コートインタビューにも応じ「間違いなく緊張した」などと語った。

 久々の実戦で、貫禄を見せつけた。大坂はピンクに染めたドレッドヘアに、赤一色のウェアで登場。第1セットは随所に強烈なエースを決めるなど、開始から5ゲーム連続で奪取。わずか32分でこのセットを奪った。第2セットもテイを寄せ付ず。時折「カモン!」の雄たけびも飛び出し、ストレート勝ちを収めた。

 試合後は赤いマスクを付け、コート上で行われた米放送局「NBC」のインタビューに応じた。コートインタビューに応じるのは、全仏初戦以来2か月ぶり。「間違いなく緊張した。(試合は)全仏以来だったから。でもここに居られることにとてもワクワクしている」とコメントした。

 コンディションがよく見えたとの問いには「自分では良く分からない。少なくともコンディションが良く見えたなら良かった」と回答。23日には聖火の最終走者を務めていたが「キャリア最大の瞬間だった。私にとってはグランドスラムで優勝する以上のもの。とてつもなく光栄なこと。お母さんがとても喜んでくれた」と振り返っていた。

 日本メディアのインタビューには、「ホントにありがとうございます、次の試合頑張ります」と日本語でも答えていた。大坂は5月の全仏オープンで2回戦を棄権。2018年の全米オープンの頃からうつのような症状に苦しんでいたとも明かしていた。その後のウィンブルドンも欠場。この日が約2か月ぶりの公式戦だった。

(THE ANSWER編集部)

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