米紙が延期決定を報道、海外の反応とは…「開催国を変えるべきではないか」

　新型コロナウイルスの感染が拡大する中、東京五輪開催について国際オリンピック委員会（IOC）関係者が23日（日本時間24日）に「延期が決定された」と発言。米紙「USAトゥデー」が報じると、世界に影響を与えている。同紙が記事を投稿した公式ツイッターには、海外から様々な意見が寄せられている。

　USAトゥデーはIOCのディック・パウンド氏に電話取材。同氏は「延期が決定された」とし、2021年開催の可能性が高いと言及したという。IOC関係者が延期決定を明言したのは初めてだった。IOCは延期を含めた検討を22日に始め、今後4週間以内に判断すると発表。その後、カナダが選手団派遣は1年延期を条件にするなど、各国の五輪委員会や選手から延期を求める意見が相次いでいた。

　延期決定を報じたUSAトゥデーは、公式ツイッターに記事を掲載。投稿のコメント欄には「このニュースは本当？」「え、ちょっと待って？　もう延期で決まりってこと??」と驚きの声が集まるとともに、「延期はされるべき」「理にかなっている」「資本主義、ありがとう。良い判断だ」と賛成意見が多数だった。他にも様々なコメントが集まっている。

「疫学者が事態の収束までに最低でも1年から1年半かかると言っているみたいだから、2022年までの延期が最良なのでは」
「安全を考えると、2022年がベターだろう」
「まだ五輪に参加したいという人はいるのか？」
「開催国を変えるべきではないか」
「これは世界が弱っていることの表れだ」
「明るいニュースの日はないの？　これには本当に残念だ」
「悲しいが、必要なことだ」

　延期時期に触れるほか「困難な決断。ただ、下されなければならなかった」と難しさを慮るものも。延期が正式に発表されたわけではないが、世界的に見ても予定通りの開催は困難という見方が多いようだ。