カナダに続き豪も… 五輪委が選手に「1年延期」の準備を要請と地元メディア報道
オーストラリア五輪委員会は23日、自国選手へ東京五輪の1年延期を考慮して準備を進めるように声明を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を考慮したもの。地元オーストラリア公共放送「ABCニュース」電子版が報じている。
地元公共放送「ABCニュース」が五輪委の声明を報じる
オーストラリア五輪委員会は23日、自国選手へ東京五輪の1年延期を考慮して準備を進めるように声明を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を考慮したもの。地元オーストラリア公共放送「ABCニュース」電子版が報じている。
同メディアは「新型コロナウイルスの感染拡大を受け、豪アスリートは延期に向けた準備を要請される」とのタイトルで記事を掲載。「オーストラリアの五輪代表選手は、五輪の1年延期を考慮したうえで準備を進めるよう要請されているという」と説明したうえで、オーストラリア五輪委員会が発表した声明を次の通り伝えている。
「オーストラリアの選手たちは2021年、北半球の夏での東京五輪に向け準備を進めるべきである」「この流動的な状況では、国内外でチームが集まることはできない」
また、同委員会の最高責任者マット・キャロル氏は次のように語っていると伝えられている。
「国際オリンピック委員会は、アスリートの健康を第一とし、アスリートにとっての最大の利益、スポーツの利益に基づいて行動するという基本原則を受け入れてきました。今回の決定はこれらの原則を反映するものです」「我々は今、より確信を持って計画する立場にいます」
22日(日本時間23日)にはカナダのオリンピック委員会とパラリンピック委員会が、東京五輪が延期されず予定通り開催される場合、選手の派遣を拒否することを表明している。カナダは派遣の条件として「1年の大会延期を求める」としている。
(THE ANSWER編集部)