オールブラックスの名手カーターがボールをコロナに見立てた“伝説ゴール動画”投稿

　ラグビー、元ニュージーランド代表のレジェンドSOダン・カーターが世界中に蔓延する新型コロナウイルスに強烈な蹴りを食らわせた。自身のインスタグラムに伝説のコンバージョンキック動画を投稿。あり得ないような変化でゴールポストを通す、シーンに海外ファンからは「最高だ」「あのキックは伝説」などと再び興奮の声が上がっている。

　世界最高のSOと名高いカーターの“伝説級コンバージョン”が現代に蘇った。ポストの左斜め45度。距離もたっぷりある。カーターの左足から放たれたショットは大きく右に飛び出した。このまま右に外れるのか、そう思った瞬間。アウトにかかったボールは急激にシュートのような軌道を描きながらポールの内側へと向かっていく。

　見事にゴールを成功させた。2010年の「スーパー14」のハイランダーズ戦。今なおラグビー史に残る、名ゴールだ。

　カーターは楕円級をコロナウイルスに見立て「新型コロナに蹴りを入れてやろう。家に残って、命を大切に」と外出を控えるメッセージを添えて動画で投稿。生きるレジェンドからのメッセージに、ファンからも続々と反響が集まっている。

「そうだ！　やってしまえ！」
「今でもこれが最高のコンバージョンだと思う」
「どう計算して蹴ったのか分からない」
「名刺代わりのキック」
「凄いキックだ」
「あのキックは伝説として生き続けるよ」

　トップリーグの神戸製鋼に所属するカーター。今季のリーグ戦は中止となったが、日本選手権でその雄姿が見られるか。今月5日に38歳を迎えたベテランの健在ぶりを見たいファンは少なくはないはずだ。