カタールW杯決勝

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は18日（日本時間19日）、決勝でアルゼンチンとフランスが激突した。延長戦を終えて3-3と決着がつかず、PK戦に突入。アルゼンチンがこれを4-2で制し、36年ぶり3度目の優勝を掴んだ。今大会が最後のW杯と公言しているFWリオネル・メッシは2得点。大会MVPに選出された。英紙は、決勝前にメッシの息子が書いていた「幸運の手紙」を紹介している。

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　先制のPK弾、延長後半の勝ち越しゴールと2得点を記録し、大会7得点でMVPに輝いたメッシ。悲願の優勝トロフィーを手にし、少年のような笑顔を浮かべて喜んだ。

　英紙「ザ・サン」は、「幸運の手紙：リオネル・メッシの息子がW杯決勝の前にパパに手紙を書いた――アルゼンチンの反イングランド曲をまるごと引用している」との見出しで記事を掲載。「メッシはW杯決勝を前に、10歳の息子から励ましのメッセージを受け取った」と伝えている。

　記事ではメッシの家族が現地で応援していることを紹介。「10歳のチアゴは父親がピッチに立つ前に、最後の励ましのメッセージを彼に確かに受け取ってほしかったようだ」とし、メッシの妻であるアントネラ・ロクソさんがSNSにチアゴ君の手紙を共有したと伝えている。

　手紙に記されていたのは、アルゼンチン代表がクロアチアを破った後、ロッカールームで歌っていた母国の曲「Muchachos」を引用した文章だったという。スペイン語で「僕はアルゼンチンに生まれた、ディエゴ（マラドーナ）とリオネル（メッシ）の国だ」「僕たちはまた興奮している、3回目のワールドチャンピオンになりたい、ディエゴが天国からドン・ディエゴとラ・トータと一緒にリオネルを応援しているところが僕たちには見える」などと書かれていたようだ。

　記事では、チアゴ君が引用した原曲はイングランドに対する強い反抗心を歌詞に盛り込んであると紹介している。