カタールW杯

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は2日（日本時間3日）、H組3位・韓国が同首位・ポルトガルに2-1で逆転勝利を収めた。決勝トーナメント（T）進出には勝利が絶対条件の韓国。ポルトガルはすでに進出を決めていた。同時刻別会場のウルグアイが2-0で勝利。勝ち点4、得失点差で韓国とウルグアイが並んだが、総得点の差で上回った韓国が3大会ぶりの決勝T進出を決めた。エースMFソン・フンミンが号泣。ツイッター上では、「涙が止まらない」と感動の声が上がった。

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　2010年南アフリカ大会以来、3大会ぶりの決勝T進出を目指す韓国。前半5分に先制点を許した。ところが同27分、左CKからのボールが相手DFに当たり、こぼれ球をキム・ヨングォンが押し込んだ。1-1のまま後半アディショナルタイムへ。直後、自陣CKからのカウンターでソンがボールを運ぶと、エリア手前でラストパス。抜け出したファン・ヒチャンが流し込んだ。客席では多くの韓国サポーターが涙していた。

　約7分のATを守り切り、ソンは劇的な展開に両膝をついて涙。同時刻別会場のウルグアイはガーナに2-0で試合終盤だった。このままいけば総得点で2点上回っていた韓国が勝ち上がる中、ウルグアイの結果待ち。試合終了から10分後、ウルグアイが2-0で勝利したが、韓国の突破が決定。吉報を受け、喜びを爆発させた。

　ツイッター上の日本人ファンからも「ソン・フンミンの涙に泣けた」「相当なプレッシャーがあったんだろう」「涙が止まらない」「とても感動的な試合だった！」「日本も韓国もおめでとう」「韓国すごかった！」と興奮の声が上がった。

　試合前の時点でH組は、ポルトガルが勝ち点6で首位。ガーナが同3で2位、韓国が同1で3位、ウルグアイが同1で最下位だった。韓国は前回ガーナ戦の試合終了直後にパウロ・ベント監督が審判への抗議で退場。指揮官不在だった。