アルゼンチン撃破したサウジアラビア、決勝弾の瞬間に…

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は22日、C組のFIFAランク51位サウジアラビアが同3位アルゼンチンに2-1の逆転で大金星を挙げた。歴史的な大番狂わせに母国サポーターは大興奮。喜びのあまり、建物のドアを破壊した。SNSで動画が拡散され、「祝福で投げ捨ててしまった」と海外ファンから注目を浴びた。

【特集】初代金メダリストが次世代に繋ぐサポートの輪「夢を持ってくれたら」　/　スケートボード・堀米雄斗選手インタビュー（GROWINGへ）

　まさに狂喜乱舞だった。家の広間でアルゼンチン戦を観戦していた10人ほどのサウジアラビアのサポーター。1-1の後半8分にアルダウサリの右足シュートがゴールに突き刺さった。その瞬間、「ウォ～！！」と大声を上げながら飛び跳ねた。一人の男性はなんとドアを破壊。そのまま屋外に叩きつけたが、それをとがめる者もなし。男たちは抱き合って喜びを分かち合った。

　米メディア「スポーティング・ニュース」の公式ツイッターは、ファンが公開した動画を引用してツイート。「このファンはサウジアラビアがアルゼンチン相手に番狂わせをしたことに興奮しすぎて、祝福のためにドアを投げ捨ててしまった（笑）」と伝えた。海外ファンは「なんでこんな簡単にドア外れるの（笑）」「W杯大好き」「スポーツには言葉も宗教も文化も（壁が）関係ない」「本当に見事！　スポーツは最高だ！」と笑撃を受けた様子だ。

　同様の動画を公開した米スポーツブックメーカー「ポインツベット・スポーツブック」の公式ツイッターにも、海外ファンから「こういうの大好きだ（笑）」「2点目の時、祝福でちょっとした地震が起きたに違いない」「気持ちは分かる」「ドアでさえも彼らの興奮を閉じ込めることはできなかった」といった声が寄せられた。

　サウジアラビアは26日にポーランドと対戦する。