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W杯開幕戦で賛否両論 オフサイドが証明された最先端の証拠画像は「大会を台無しに…」

サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は20日(日本時間21日)に開幕戦のカタール―エクアドル戦が行われたが、前半3分にゴールがVARにより取り消されるシーンがあった。その裏で、今大会から導入された最新技術「半自動オフサイドテクノロジー」による“証拠写真”が公開され、話題になっている。

前半3分にゴールがVARにより取り消された【写真:Getty Images】
前半3分にゴールがVARにより取り消された【写真:Getty Images】

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は20日(日本時間21日)に開幕戦のカタール―エクアドル戦が行われたが、前半3分にゴールがVARにより取り消されるシーンがあった。その裏で、今大会から導入された最新技術「半自動オフサイドテクノロジー」による“証拠写真”が公開され、話題になっている。

 いきなり新たに導入された最新テクノロジーが躍動し、世界を驚かせた。

 前半3分、エクアドルDFエストゥピニャンがフリーキックからゴール前にボールを入れると、混戦からFWバレンシアが頭で押し込んでネットを揺らした。しかし、直後に主審はVARにより判定を変更し、オフサイドがあったとしてゴールを取り消した。

 かなり微妙な判定に見えたが、ここで中継内に登場したのが、「半自動オフサイドテクノロジー」によるグラフィック画像。これを見ると、エクアドルの選手の右足がほんのわずかだけでオフサイドラインを越えているのが分かる。

 12台のカメラとAIによる最先端の技術で証明されたオフサイドだったが、スポーツ大国である米国のスポーツメディア「バーストゥール・スポーツ」公式ツイッターが実際のグラフィック画像を掲載。アメフトの判定技術と比較しながら、サッカーに導入されたシステムを紹介した。

 返信欄の米ファンは「正当だ」「注目のシステムだ」と評価する一方で、否定的な声も多かった。

「これは大会を台無しにする」
「足1本分で?」
「VARはサッカーを台無しに」
「このシステムはダメだ」
「多くの人が理解できないよ」

 あまりに精密に映し出される技術に、まだ理解が追いつかない様子のファンも少なくなかった。試合はゴールを取り消されたバレンシアが2得点し、2-0で開催国のカタールを撃破。勝ち点3を挙げ、絶好のスタートを切った。

 早速、注目されることになった半自動オフサイドテクノロジーは今大会中、さらに重要な局面で躍動するかもしれない。

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