新型コロナ陽性で200m出場 騒動の舞台裏をライルズ説明「別ホテルに移動」「IOCに確認した」
パリ五輪の陸上男子100メートルで金メダルを獲得したノア・ライルズ(米国)は銅メダルだった200メートル決勝に新型コロナ陽性の状態で出場したことをレース後に明かしてた。帰国後に出演した米テレビ番組で舞台裏を告白している。
男子100メートル王者ノア・ライルズが告白
パリ五輪の陸上男子100メートルで金メダルを獲得したノア・ライルズ(米国)は銅メダルだった200メートル決勝に新型コロナ陽性の状態で出場したことをレース後に明かしてた。帰国後に出演した米テレビ番組で舞台裏を告白している。
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米放送局「NBC」の番組「トゥデー」公式インスタグラムが、ライルズが番組出演した際の映像を公開。新型コロナに感染したのは決勝の2日前の6日。「何が何でもレースに出場したい」と思ったそうだが、国際オリンピック委員会(IOC)に参加可能かを確認。「隔離して他の人々と接触しなければ参加可能だ」と告げられたという。
ライルズたちはその後、別のホテルに移動。200メートルのウォーミングアップの際もマスクをつけ、「他の選手と一緒のテントではなく、隅のテントにいた」のだという。8日の決勝では入場の際に観客を煽るように派手に動き回ったが、「トラックに出るまでずっとマスクをつけていた」と明かした。
ライルズはレース後に他の選手と抱擁し健闘を称え合った後、トラックに座り込んでしばらく立ち上がれず。医療スタッフの手当てを受け、車いすに乗る姿も目撃された。表彰式にはマスク姿で登場したが、「メダルを渡してくれるのは自分よりも年齢が上の人たちだったから、IOCに、彼らや出席するほかの選手が、自分が参加することに問題ないかを確認したんだ」と事前に周囲の了承を得て参加したと語っていた。
(THE ANSWER編集部)