「五輪で忘れられない瞬間」に唯一選ばれた日本人 突如泣き崩れ…「怪我しても貢献」とITTF称賛
パリ五輪で様々なドラマが生まれた中、卓球界での「パリ五輪の忘れられない全ての瞬間」が公開された。日本人で唯一選ばれたのは早田ひな。女子シングルス3位決定戦に勝利し、泣き崩れた瞬間だった。国際卓球連盟(ITTF)でも活躍が紹介されている。
パリ五輪卓球で忘れられない瞬間
パリ五輪で様々なドラマが生まれた中、卓球界での「パリ五輪の忘れられない全ての瞬間」が公開された。日本人で唯一選ばれたのは早田ひな。女子シングルス3位決定戦に勝利し、泣き崩れた瞬間だった。国際卓球連盟(ITTF)でも活躍が紹介されている。
最後のポイントを獲った瞬間、感情が溢れ出した。
銅メダルを獲得した早田は、突如その場にしゃがみ込んで涙。ラケットを置き、両手で顔全体を覆った。左腕はテーピングでぐるぐる巻きにされていた。さらに激闘を繰り広げた相手のシン・ユビンは、早田に歩み寄ってハグ。爽やかなスポーツマンシップが生まれた。
ワールドテーブルテニス(WTT)公式インスタグラムは画像11枚を公開。早田は日本人で唯一名を連ね、文面で「パリ五輪の忘れられない全ての瞬間を振り返ろう」と紹介された。海外ファンからは「どれも素晴らしい」と注目されている。
さらに投稿のリンク先である国際卓球連盟の公式サイトは「パリ2024卓球、最高の瞬間を振り返る」との見出しで記事を掲載。早田についてこう伝えている。
「怪我を負っているにもかかわらず、女子団体での銀メダル獲得にも貢献。自身のキャリアにおける重要な節目となった」
この場面は日本のファンの胸を打ったのはもちろん、ライバル中国のメディア「卓球ネット」も注目。「感激のあまり床に座り込んで大泣きし、そのシーンが瞬く間に検索ランキング上位となった」と中国でもバズったことを伝え、中国ファンも「本当にいい場面」「とっても美しかった」とスポーツマンシップを称えていた。