パキスタン初の個人種目金メダリストにボーナス8700万円 実業家の「軽自動車」贈呈発言には批判も
パリ五輪の陸上男子やり投げで金メダルを獲得したアルシャド・ナディーム(パキスタン)に対しての“報奨”について、まさかの議論が国内で繰り広げられている。国や自治体などから総額8700万円以上のボーナスが贈られることが決定した一方で、同国の実業家が表明したプレゼントにネット上の国民から批判が相次いでいるという。インドメディアが報じている。
パリ五輪の“報奨”として贈る車が議論の的に…
パリ五輪の陸上男子やり投げで金メダルを獲得したアルシャド・ナディーム(パキスタン)に対しての“報奨”について、まさかの議論が国内で繰り広げられている。国や自治体などから総額8700万円以上のボーナスが贈られることが決定した一方で、同国の実業家が表明したプレゼントにネット上の国民から批判が相次いでいるという。インドメディアが報じている。
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ナディームは8日の男子やり投げで92メートル97の五輪新記録で優勝。パキスタンにとっては1984年ロサンゼルス五輪の男子ホッケー以来の金メダルで、個人種目では初の快挙となった。インドのニュースメディア「インディア・タイムズ」はナディームへの報奨金が約737万円であることを報じ、その他に国内複数の州首相などから合計1億5000万パキスタン・ルピー(約8000万円)の報奨金を受け取る予定であることを記した。
そんな中、同メディアは「祝福ムードの中、パキスタン人実業家がアルシャド・ナディームにスズキのアルトを贈ると発言したところ物議を醸している」と報道。記事内では、パキスタン人実業家のアリ・シェイカーニ氏が、ナディームの帰国後に軽自動車を贈ると発言。すぐにネット上で批判の的となったようで、金メダリストにはBMWやアウディなど、より高級な車種が相応しいといった落胆の声が寄せられたことを伝えている。
(THE ANSWER編集部)