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五輪マラソン最終盤の接触ハプニング 銀メダル選手「衝突で金を逃したと主張」英報道 抗議も結果は覆らず

パリ五輪は11日、女子マラソンが行われ、シファン・ハッサン(オランダ)が五輪新記録となる2時間22分55秒で金メダルを獲得した。銀メダルのティグスト・アセファ(エチオピア)と最後は熾烈な優勝争い。懸命に駆け抜ける2人が接触した場面があり、英紙によると「アセファは衝突で金メダルを逃したと主張している」という。

女子マラソンに出場したシファン・ハッサン(左から2番目)とティグスト・アセファ(右)【写真:ロイター】
女子マラソンに出場したシファン・ハッサン(左から2番目)とティグスト・アセファ(右)【写真:ロイター】

パリ五輪

 パリ五輪は11日、女子マラソンが行われ、シファン・ハッサン(オランダ)が五輪新記録となる2時間22分55秒で金メダルを獲得した。銀メダルのティグスト・アセファ(エチオピア)と最後は熾烈な優勝争い。懸命に駆け抜ける2人が接触した場面があり、英紙によると「アセファは衝突で金メダルを逃したと主張している」という。

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 必死で勝敗を争う場面で生まれた。レースは残り1キロを切っても4人が先頭を争う大熱戦。最後はハッサンとアセファが抜け出した。後方からハッサンが抜き去ろうとしたところ、アセファと肩と肩で押しあうような形に。ハッサンはものともせずラストスパート。最後はその差を広げ、金メダルを獲得した。

 X上の海外ファンの間でも「スピードがとんでもないな」「アセファの汚い動きだ」「フェアプレーじゃないね」と賛否を呼んでいたが、英紙「ザ・ガーディアン」は「女子マラソン、シファン・ハッサンが3秒差で驚くべき五輪制覇」との見出しで記事を掲載。世界最高レベルの選手たちの執念が垣間見えた場面だったが、こう伝えている。

「ハッサンは残り300メートルの地点で動き、1500メートルのレースで培った自身の素晴らしいスピードを引き出した。ハッサンが内側にコースを取って抜き去ったため、アセファにできたことは体を進行方向に入れ、肘を広げてハッサンを止めようとすることだけだった。それでも、ハッサンはアセファを押し返してライバルを引きちぎり、忘れがたい勝利を手にした」

 記事によると、エチオピア側が抗議したが「予想通り却下された」という。さらに「アセファは衝突によって金メダルを逃すことになったと主張している」と銀メダリストの姿勢を伝えた。

 ハッサンは5000メートルと1万メートルでも銅メダル。1大会で4レース計62.195キロという異例の超過酷ローテだった。

(THE ANSWER編集部)


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