「日本って凄く世界中から愛されているんだ」 女子マラソン51位の一山麻緒が涙、「本当のオリンピック」を肌で感じた42.195km
パリ五輪は11日、女子マラソンが行われ、シファン・ハッサン(オランダ)が五輪新記録となる2時間22分55秒で金メダルを獲得した。日本勢は初出場の鈴木優花が2時間24分2秒の自己新記録で6位に入賞。2大会連続出場の一山麻緒は2時間34分13秒で51位だった。
パリ五輪
パリ五輪は11日、女子マラソンが行われ、シファン・ハッサン(オランダ)が五輪新記録となる2時間22分55秒で金メダルを獲得した。日本勢は初出場の鈴木優花が2時間24分2秒の自己新記録で6位に入賞。2大会連続出場の一山麻緒は2時間34分13秒で51位だった。
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一山にとって「オリンピック」を知った42.195キロだった。
中盤から離され、苦しい走りとなった一山。しかし、一度は60位台まで順位を落としながら粘り、最後は51位まで順位を上げて走り抜けた。8位だった東京五輪に続く2大会連続入賞はならなかったものの、レース後は涙があふれた。
「順位を見ると凄く惨敗だけど、走る前は怖くて仕方がなかった」
しかし、最後まで走り切れたのには理由があった。「実際、走ってみて世界中の方にジャパンをたくさん応援してもらって、日本って凄く世界中から愛されているんだな、と。そんな日本を背負って走れたことがうれしかった」と声援に後押しされ、実感した。
「東京五輪とは全然違う。これが本当のオリンピックなんだと、肌で感じた」
一山は「皆さんの応援が本当にうれしかったし、応援に背中を押してもらった」と言う。東京五輪からの挑戦の日々について「本当に悔しいことの方が多くて悶々とした3年間。走っている時は苦しかったけど、たくさんの応援で苦しいではなく、嬉しい気持ちで走ることができた」と感謝した。
(THE ANSWER編集部)