[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

陸上界の鉄人、超過酷ローテ完走で金メダル! 1大会で「5000m×2+1万m+マラソン=62.195km」に衝撃 前レースから中34時間「ハッサンは人間じゃないwww」

パリ五輪は11日、女子マラソンが行われ、シファン・ハッサン(オランダ)が五輪新記録となる2時間22分55秒で金メダルを獲得した。今大会、5000メートル予選と決勝、1万メートル決勝と走り、マラソンを合わせて1大会で4レース計62.195キロという異例の超過酷ローテで衝撃のクライマックスが待っていた。

女子マラソンで五輪新記録となる2時間22分55秒で金メダルを獲得したシファン・ハッサン【写真:Getty Images】
女子マラソンで五輪新記録となる2時間22分55秒で金メダルを獲得したシファン・ハッサン【写真:Getty Images】

1万メートルから中1日(34時間半)で出場したシファン・ハッサン

 パリ五輪は11日、女子マラソンが行われ、シファン・ハッサン(オランダ)が五輪新記録となる2時間22分55秒で金メダルを獲得した。今大会、5000メートル予選と決勝、1万メートル決勝と走り、マラソンを合わせて1大会で4レース計62.195キロという異例の超過酷ローテで衝撃のクライマックスが待っていた。

【注目】THE ANSWERの姉妹サイト、スポーツを楽しむすべての女性を応援するメディア「W-ANS ACADEMY(ワンス・アカデミー)」はこちら!

 陸上界の鉄人がパリで超過酷ローテで駆け抜けた。

 ハッサンは今大会、2日の5000メートル予選で初レースを迎えた。14分57秒65の組2着で通過し、中2日の5日に行われた5000メートル決勝は14分30秒61で銅メダルを獲得。さらに中3日の9日に行われた1万メートル決勝で30分44秒12の銅メダル。今度は中1日(34時間半)という短さで、この日のマラソンに出場した。

 レース序盤から大きな集団から離れ、単独走で自分のリズムを刻んだハッサン。メダル争いから徐々に離脱していくサバイバルとなったが、40キロを過ぎると3人の金メダルに絞られた。ラスト1キロを切ってハッサンがスパート。信じられないスタミナで振り切り、先頭でゴールテープを切った。

 ネット上には「ハッサンの体力ってどうなってるんだろう」「タフすぎる」「ハッサンは人間じゃないwww」「トラック走ってマラソンもやるの? 超人すぎるでしょ」「どうやって調整していたんだろ??」と驚きの声があふれた。

 常に挑戦を続けてきたアスリートだ。もともとトラック種目を専門とし、2021年の東京五輪は5000メートルと1万メートルの2冠を達成し、1500メートルも銅メダル。昨年からマラソンに挑戦し、10月のシカゴマラソンで世界歴代2位となる2時間13分44秒の好タイムで優勝した。

 昨年のブダペスト世界陸上の1万メートル決勝では先頭を走りながらラスト20メートルで転倒。11位に終わったが、レース後は「人生は山あり谷あり。だから、人生は美しいのよ」という名言を残し、人格者としての素顔も話題を呼んだ。

(THE ANSWER編集部)


W-ANS

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集