競技後の他国選手との称え合いに可愛いとの声

　パリ五輪は10日、陸上女子やり投げの決勝を行い、日本の北口榛花が金メダルを獲得した。競技後は各国の選手と健闘を称え合う場面があり、日本のファンの反響が広がっている

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　北口は1投目にいきなり65メートル80を記録しトップスタートを切った。3投目の後にカステラを口にするなどリラックス。スイッチを入れ直して迎えた4、5投目は記録を伸ばせなかったが、最終6投目を前に他の選手も伸ばせず金メダルが確定した。表彰台では最初、満面の笑みで喜びを表していたものの、君が代が流れると感情がこみ上げたのか涙目になっていた。

　さらに注目されたのが、選手たちのスポーツマンシップだ。競技を終えた北口には各国の選手が歩み寄り、お互いの健闘をハグで称えた。普段からダイヤモンドリーグなどの国際大会で転戦し、気心知れた間柄。表彰台でも銀メダルのヨアン・ファン ダイク（南アフリカ）と銅メダルのニコラ・オグロドニコヴァー（チェコ）の3人が、北口の立ったてっぺんに集まり自撮りを行った。

　これには、日本のファンからもX（旧ツイッター）上に賛辞が集まった。

「他の選手と順番にハグして称えあっていたのとても美しかったです」
「明るい北口選手の涙、選手同士の讃え合い、家族とのハグ、鐘を鳴らして歓喜する姿、涙止まらん」
「試合後に各国の選手とハグしたり鐘を鳴らす姿にもグッとくるなぁー…」
「榛花選手の自撮りに写ろうとみんなギュウギュウになってたの可愛かった」
「戦ったライバルたちとの抱擁に胸熱」
「選手同士が仲良しなのみててすごくいいな」

　さらに「メダル取った3人ぴょんぴょんしててとても明るくて可愛いな」と表彰台のほっこりした光景に目を奪われたかのような声もあった。