五輪マラソンで波乱、王者キプチョゲ30km過ぎリタイア 3連覇ならず…脇腹押さえ20km手前から遅れる
パリ五輪は10日、男子マラソンがパリ市庁舎~アンバリッド(廃兵院)の42.195キロで行われた。五輪3連覇を目指したケニアのエリウド・キプチョゲは30キロ過ぎでまさかのリタイア。波乱のレースとなった。日本勢トップは2時間7分32秒の6位だった赤崎暁。エチオピアのタミラト・トラが五輪新記録の2時間6分26秒で金メダルとなった。
パリ五輪
パリ五輪は10日、男子マラソンがパリ市庁舎~アンバリッド(廃兵院)の42.195キロで行われた。五輪3連覇を目指したケニアのエリウド・キプチョゲは30キロ過ぎでまさかのリタイア。波乱のレースとなった。日本勢トップは2時間7分32秒の6位だった赤崎暁。エチオピアのタミラト・トラが五輪新記録の2時間6分26秒で金メダルとなった。
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レースは11キロ付近でイタリアのファニエルが先頭集団から飛び出し、後方を引き離して独走状態に。日本勢は赤崎、大迫傑が2位集団でレースを進めていた。そんな中、史上初の3連覇を狙うキプチョゲは左脇腹を押さえるシーンも。20キロ手前から遅れていた。
その後もレースを続けていたキプチョゲだが、30キロ地点を1時間39分38秒の71位で通過。その後、リタイアが公式サイトで発表され、まさかの形でパリを終えた。
ベルサイユ宮殿、ルーブル美術館、エッフェル塔など美しいパリの街並みを通過するコースで、五輪史上最も過酷なコースとも言われている。高低差は最大156メートルとアップダウンが激しかった。
日本勢は赤崎が25キロ時点でトップとなるなど、先頭集団を引っ張るシーンがあり健闘。自己ベストで6位入賞を果たした。大迫が2時間9分25秒で13位、小山直城が2時間10分33秒で23位だった。
(THE ANSWER編集部)