「女子で見たことない」 豪快大技のレスリング元木咲良に金メダリストも仰天「完璧です」
パリ五輪は9日、レスリング女子62キロ級準決勝が行われ、初出場の元木咲良がグレースヤコブ・ブレン(ノルウェー)に大逆転勝ちした。銀メダル以上が確定。土壇場で繰り出した豪快な反り投げについて、解説の2016年リオ五輪女子48キロ級金メダリスト・登坂絵莉さんも「女子で見たことない」と驚いていた。
パリ五輪
パリ五輪は9日、レスリング女子62キロ級準決勝が行われ、初出場の元木咲良がグレースヤコブ・ブレン(ノルウェー)に大逆転勝ちした。銀メダル以上が確定。土壇場で繰り出した豪快な反り投げについて、解説の2016年リオ五輪女子48キロ級金メダリスト・登坂絵莉さんも「女子で見たことない」と驚いていた。
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相手を脳天からマットに突き刺すような大技だった。第2ピリオド終盤。2-7とリードされたが、相手が出てきたところを受け止めながら、両腕で担ぎあげた。まるでフロントスープレックスのような反り投げだ。すぐさま抑え込み、大逆転のフォール勝ちを決めた。
父・康年さんは2000年シドニー五輪男子63キロ級グレコローマンスタイル代表。父譲りの起死回生の大技だった。日本の中継で解説を務めた登坂さんは「私も女子で見たことない」と仰天。「良く返しました。前に出てきたところ、力を利用して良く投げましたね。(その後すぐに)抑え込みました。完璧です」と称えた。涙を流した元木。決勝はイリーナ・コリャデンコ(ウクライナ)と対戦する。
(THE ANSWER編集部)