リレー日本、3走桐生先頭→4走金メダル争い競り負け5位 アンカー上山謝罪「1番で持って来てもらって抜かれ…『本当にすみません』と」
パリ五輪は9日、男子400メートルリレー決勝が行われ、日本は37秒78で5位入賞。2大会ぶりのメダル獲得はならなかった。第3→4走のバトンパスは先頭争いをしていたが、アンカー勝負で競り負けた。第4走を務めた上山紘輝は「1番で(バトンを)持って来てもらって、どんなリードでも守らないといけないところ、抜かれてしまって凄く悔しい」と悔しがった。金メダルはカナダ、銀メダルは南アフリカ、銅メダルは英国。
パリ五輪
パリ五輪は9日、男子400メートルリレー決勝が行われ、日本は37秒78で5位入賞。2大会ぶりのメダル獲得はならなかった。第3→4走のバトンパスは先頭争いをしていたが、アンカー勝負で競り負けた。第4走を務めた上山紘輝は「1番で(バトンを)持って来てもらって、どんなリードでも守らないといけないところ、抜かれてしまって凄く悔しい」と悔しがった。金メダルはカナダ、銀メダルは南アフリカ、銅メダルは英国。
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予選からオーダーが変わり、日本は1走に坂井隆一郎が入った。2走のサニブラウン・ハキームへのバトンパスはやや詰まったものの、V候補・米国のバトンパスにミスが起こり、3走・桐生祥秀が巧みなコーナーワークで先頭に立ってアンカーの上山へ。金メダルも視野に入る中、各国の強豪がそろう第4走の大接戦で競り負け、惜しくもメダルを逃した。それでもバトンパスのミスで予選敗退だった東京大会の悪夢を乗り越え、5位入賞となった。
大役を務めた上山は「緊張はなかった。しっかり勝負しないといけないと思った。そこで抜かれたのは凄い悔しい。まだまだ足りないと思った」と悔しがった。レース後のメンバーとの会話について「1番で持って来てもらって、どんなリードでも守らないといけないところ、抜かれてしまって『本当にすみません』という話をした。力が足りなかった」とチームメートに詫びたことを明かした。
「メダルを狙っていたところ届かなかったので悔しい」と話した3走の桐生は「急遽、決勝でハキーム君に2走を任せた。100メートルでハキーム君が疲れているはず。本当なら1から3走でリードを取って、アンカーにハキーム君というメンバーでいけたら良かった。まだ頼っている部分がある。置いて行かれないように、個人としてもハキーム君と勝負できるようにならないといけない」と課題を指摘した。
2走のサニブラウンは「もっともっと思い切り出られた。加速自体は悪くなかったけど、もっと思い切り出たら桐生さんに早い段階で渡せた。こればっかりはぶっつけ本番でやってシーズンベストが出たけど、まだまだ足りない。自分もどこでもいけるようにバトン練習をしないといけないと改めて感じた」と振り返った。1走を務めた坂井は「本気でメダルを狙っていたし、行けるタイムと思っていたので悔しい」と話した。
(THE ANSWER編集部)