文武両道でパリ五輪陸上200m金 ハーバード大卒、修士号…秘訣は「大好きならいつでもできる」
パリ五輪は6日、陸上女子200メートル決勝が行われ、27歳ガブリエル・トーマス(米国)が21秒83(向かい風0.6メートル)で初の金メダルを獲得した。陸上で頂点に立ちながら、実は世界屈指の名門ハーバード大を卒業し、テキサス大大学院にも通った才女。在学中の2021年東京五輪でも2つのメダルを獲り、昨年5月に公衆衛生学の修士号を取得した。
パリ五輪
パリ五輪は6日、陸上女子200メートル決勝が行われ、27歳ガブリエル・トーマス(米国)が21秒83(向かい風0.6メートル)で初の金メダルを獲得した。陸上で頂点に立ちながら、実は世界屈指の名門ハーバード大を卒業し、テキサス大大学院にも通った才女。在学中の2021年東京五輪でも2つのメダルを獲り、昨年5月に公衆衛生学の修士号を取得した。
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最強の文武両道スプリンターが世界の頂点に立った。猛者ぞろいの200メートル決勝。トーマスはスタートこそ遅れを取ったが、トップでフィニッシュした。喜びを爆発させ、他の選手たちとハグ。愛する陸上で歓喜を味わった。
陸上だけでなく、実は勉強もできる。2015年から通ったのは世界的名門のハーバード大。4年間、勉強と同時にスプリンターとしての実力も磨いた。コロナ禍で東京五輪が1年延期になり、大学院受験を決意。20年からテキサス大大学院で疫学を専攻し、翌年東京五輪で200メートル銅メダル、4×100メートルリレーでも銀メダルを獲得した。
当時は午前9~11時頃まで授業を受け、正午から長くて4時間ほどトレーニングを積む日々。以降の時間は、休養で体と心のリフレッシュに充てた。「あれ(東京五輪)で自信を得ました。世界の舞台でもやっていけると感じましたし、実際にメダルを獲得することができましたから」