短距離&走り幅跳びで金メダル連発、カール・ルイスの今 現役時代から超多才、ドラフト指名も【五輪あの人は今】
陸上男子で、実に10個もの五輪メダルを獲得し、日本でも抜群の知名度を誇ったのがカール・ルイス(米国)だ。1984年のロサンゼルス大会では、出場した全4種目で金メダル。男子100メートルでは2度にわたる世界新を残している。80年代には歌手活動も行うなど多才で知られた男は、現在どうしているのだろうか。
ロサンゼルス、ソウルの両大会で金…日本でも大人気だったルイス
陸上男子で、実に10個もの五輪メダルを獲得し、日本でも抜群の知名度を誇ったのがカール・ルイス(米国)だ。1984年のロサンゼルス大会では、出場した全4種目で金メダル。男子100メートルでは2度にわたる世界新を残している。80年代には歌手活動も行うなど多才で知られた男は、現在どうしているのだろうか。
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ルイスは五輪初出場のロサンゼルス大会が、男子100メートル、200メートル、4×100メートルリレー、走り幅跳びで金メダル。1988年のソウル大会では男子100メートルでベン・ジョンソン(カナダ)に敗れたものの、後にジョンソンのドーピングが発覚して失格となり、金メダルとなった。走り幅跳びでも金を獲得。短距離の印象が強いが、走り幅跳びでは1996年のアトランタ大会まで実に4連覇を記録している。
1991年には東京で行われた世界陸上の男子100メートルで、当時の世界記録となる9秒86を記録した。1997年に現役を引退。ルイスの公式サイトではその後について「現役を引退して以来、慈善活動に多大な時間とエネルギーを費やしカール・ルイス財団を設立した」と、熱心にチャリティ活動を行う様子を伝えている。一方で「国連食糧農業機関親善大使でもあり、ヒューストン大学のコーチも務めている」と様々な顔を持っている。
多才ぶりは現役の時から発揮しており、1984年にはNBAのシカゴ・ブルズとNFLのダラス・カウボーイズにドラフト指名されたことがある。また1985年には「CARL LEWIS & ELECTRIC STORM」としてアルバム「I・D・A・T・E・N」を発表しレコードデビュー。日本の歌番組にも出演したことがある。
(THE ANSWER編集部)