パリ五輪

　パリ五輪でフィリピンに夏季五輪男子初の金メダルをもたらした体操選手に与えられる副賞が話題だ。種目別の床と跳馬で2冠に輝いたカルロス・ユーロに政府、病院、飲食店などから祝福が殺到。賞金1000万ペソ（約2521万円）の他、ラーメン一生分、内視鏡検査受け放題などの特典がオファーされているという。

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　フィリピンが夏季五輪に初参加してからちょうど100年の節目の年に、男子で初の金メダルがもたらされた。ユーロは4日に跳馬で優勝すると、5日にも床を制して2冠を達成。21年東京五輪の女子ウエイトリフティング女子55キロ級を制したヒディリン・ディアスに続き、同国にとって2人目の金メダリストとなった。

　男子では史上初の快挙とあって、フィリピンはお祭り騒ぎのよう。英公共放送「BBC」は「フィリピンの2冠体操選手に現金、マンション、ラーメン」と題し、ユーロに与えられる報奨を特集した。記事によると、フィリピン政府からは1000万ペソの賞金が与えられ、ある不動産会社は3つの寝室がある家具付きマンションの一室をプレゼントすることを約束したという。

　さらに複数の飲食店からラーメンやマック＆チーズ、グリルチキンの生涯食べ放題がオファーされた他、診察と内視鏡検査の生涯受け放題を約束する消化器科医も現れたそうだ。