陸上女子5000mで銀→接触で失格→やっぱり銀の珍事 ケニア連盟が抗議成功「おめでとう」
パリ五輪は5日、陸上女子5000メートル決勝が行われ、銀メダルの選手が接触で失格処分となった末に取り消される事態が発生した。レースは世界記録保持者フェイス・キピエゴン(ケニア)が2位でフィニッシュ。しかし、ラスト2周で他の選手を押したとされて失格に。その後、ケニア側の抗議が認められ、再び銀メダルになった。
パリ五輪
パリ五輪は5日、陸上女子5000メートル決勝が行われ、銀メダルの選手が接触で失格処分となった末に取り消される事態が発生した。レースは世界記録保持者フェイス・キピエゴン(ケニア)が2位でフィニッシュ。しかし、ラスト2周で他の選手を押したとされて失格に。その後、ケニア側の抗議が認められ、再び銀メダルになった。
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金メダル争いが佳境に入った残り2周。先頭集団内側のキピエゴンと右隣のグダフ・ツェガイ(エチオピア)が接触した。キピエゴンが右手を相手の背中に出したようにも映り、2人は険しい表情に。そのままキピエゴンが先頭で終盤に入り、ラスト50メートルでベアトリス・チェベトが追い抜いた。当初は14分28秒56のチェベトが金メダル、キピエゴンが銀メダル、シファン・ハッサンが銅メダルとなった。
しかし、レース後にキピエゴンが失格となり、14分31秒64で4位だったナディア・バットクレッティが銅メダルに。キピエゴンも海外メディアに「何が起こったのかわからない」と困惑した心境を明かしていた。その後、ケニア陸上連盟が公式Xを更新。「フェイス・キピエゴンおめでとう。彼女の銀メダルは回復された。ケニアのチームオフィシャルとチーム監督が抗議を成功させた」と説明した。
世界陸上連盟の公式Xも「これが公式 伝説的な女子5000mの表彰台↓」とし、チェベト、キピエゴン、ハッサンの順位を紹介した。
(THE ANSWER編集部)