銅・松山英樹、Vならず胸中複雑「嬉しい反面、悔しい」 日本男子初の快挙「苦しかったけど…」
パリ五輪は4日、男子ゴルフ最終日がル・ゴルフナショナル(7174ヤード、パー71)で行われた。前回の東京五輪で4位だった松山英樹は6バーディー、ボギーなしの65で回り、通算17アンダーで銅メダルを獲得した。リオ五輪で112年ぶりに復活した競技で、日本勢では東京五輪銀メダルの稲見萌寧に続くメダル獲得。男子では日本史上初の快挙となった。
パリ五輪・男子ゴルフ
パリ五輪は4日、男子ゴルフ最終日がル・ゴルフナショナル(7174ヤード、パー71)で行われた。前回の東京五輪で4位だった松山英樹は6バーディー、ボギーなしの65で回り、通算17アンダーで銅メダルを獲得した。リオ五輪で112年ぶりに復活した競技で、日本勢では東京五輪銀メダルの稲見萌寧に続くメダル獲得。男子では日本史上初の快挙となった。
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松山は前半、2番パー3でピン奥1メートルにつける絶妙なショットを披露し、この日最初のバーディーを奪取。4番からは怒涛の3連続バーディーで一気にスコアを伸ばした。勝負のサンデーバックナイン。10番パー4でスコアを伸ばすと、12番パー4は第2打できっちりグリーンをとらえ、真ん中からバーディーパットを沈めた。その後もボギーなしと安定したプレーを続けた。
松山は中継インタビューで「苦しかったですけど、残り3~4ホールまで金メダルのチャンスがあった。金を獲ることができず悔しいですが、銅メダルでも凄く嬉しい」と複雑な胸中を吐露。銅メダルが決まった瞬間について「銅メダル以上は確定したと思うが、トミーがパーパットを外せばプレーオフがあった。それどころではなかったという感じですね」と振り返った。
それでも日本人の2大会連続メダルとなり「東京では女子ゴルフで稲見選手が銀を獲って、男子は獲ることができなかったので、今回獲ることができて嬉しい」と喜びも。「隣に金メダルをかけている人がいるので、嬉しい反面、悔しいような気持ちでいます」とした。
インタビュワーから「銅メダルはどんな意味を持ちそうか」と問われ、「どういう意味というのはちょっとわからないですけど、自分の中でこれを持っていることで変わる部分もあると思う」と話した。
金メダルは19アンダーの世界ランク1位スコッティ・シェフラー(米国)、銀メダルは18アンダーのトミー・フリートウッド(英国)。松山は2021年の東京五輪では通算15アンダーの3位タイでフィニッシュ。通常のツアーではほとんど見られない、7人という異例の人数でのプレーオフを戦った。惜しくも4位に終わり、メダルに手が届かなかったが、3年越しのリベンジを果たした。
(THE ANSWER編集部)