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性別騒動女子ボクサーが国民に擁護される1枚話題 「君は勝利に値する」「嫌悪と偏見に勝った」

パリ五輪は3日、性別騒動に揺れるボクシング女子が行われ、66キロ級準々決勝で渦中のイマネ・ケリフ(アルジェリア)がアンナルツァ・ハモリ(ハンガリー)に5-0で判定勝ちし、銅メダル以上が確定した。試合後にケリフは、インスタグラムに1枚の画像を投稿。「嫌悪と偏見に勝った」と海外ファンの間で話題となっている。

アンナルツァ・ハモリに判定勝ちしたイマネ・ケリフ【写真:ロイター】
アンナルツァ・ハモリに判定勝ちしたイマネ・ケリフ【写真:ロイター】

パリ五輪

 パリ五輪は3日、性別騒動に揺れるボクシング女子が行われ、66キロ級準々決勝で渦中のイマネ・ケリフ(アルジェリア)がアンナルツァ・ハモリ(ハンガリー)に5-0で判定勝ちし、銅メダル以上が確定した。試合後にケリフは、インスタグラムに1枚の画像を投稿。「嫌悪と偏見に勝った」と海外ファンの間で話題となっている。

 周囲に支えられている様子が表現されていた。

 勝利後にリングで号泣していたケリフは、自身のインスタグラムで1枚の画像を公開。アルジェリアの国旗を掲げながら、自身を取り囲むようにして声援を送る人々が描かれている。賛否があるが、投稿から1時間ほどで16万件を超える「いいね!」が押されるなど瞬く間に海外ファンの反響を集めた。

「あなたは勝利に値するよ」
「イタリアから。君はメダル以上のものと戦っている。嫌悪と偏見、いじめと腐敗との戦いに勝ったんだ。強くいてくれてありがとう」
「誇りに思うよ」
「アルジェリアだけじゃない。エジプトもあなたとともにあるよ」
「女王だわ」

 ケリフと今大会57キロ級に出場しているリン・ユーチン(台湾)は、国際ボクシング協会(IBA)主催の昨年世界選手権でDNA検査を実施した際、XY染色体を持つことが証明されたとして出場権を剥奪されていた。

 国際オリンピック委員会(IOC)は1日、公式サイトで「パリ2024ボクシング部門とIOCの共同声明」を発表。2人が東京五輪、世界選手権、IBAが認可する大会など国際大会に女性として問題なく出場していたことや、「彼女たちは突然適正な手続きなく失格させられた」と昨年の世界選手権での出場権剥奪について伝えた。

 IOC広報Xが公開した動画では、IOCのバッハ会長が「女性として生まれた2人のボクサーがいる。女性として育てられてきた。女性としてのパスポートを持っている。何年もの間女性として競技に出場してきた。これは女性としての明らかな定義だ。彼女らを女性として疑う余地はない」と出場に問題ないことを強調していた。

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