性別騒動の女子ボクサーがメダル確定で号泣 準々決勝で完勝…コーチに励まされ退場、世界的波紋の渦中
パリ五輪は3日、性別騒動に揺れるボクシング女子が行われ、66キロ級準々決勝で渦中のイマネ・ケリフ(アルジェリア)がアンナルツァ・ハモリ(ハンガリー)に5-0で判定勝ちし、銅メダル以上が確定した。過去に性別適格性検査に不合格となったものの、今大会に出場したことが世界の波紋を呼ぶことに。リングで涙を流し、歓喜を露わにした。
パリ五輪
パリ五輪は3日、性別騒動に揺れるボクシング女子が行われ、66キロ級準々決勝で渦中のイマネ・ケリフ(アルジェリア)がアンナルツァ・ハモリ(ハンガリー)に5-0で判定勝ちし、銅メダル以上が確定した。過去に性別適格性検査に不合格となったものの、今大会に出場したことが世界の波紋を呼ぶことに。リングで涙を流し、歓喜を露わにした。
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試合は終盤まで激闘を繰り広げ、3回には揉み合いから両者倒れ込む場面が目立った。終了後はともに敬意を込めてタッチ。判定は5-0の完勝。ケリフはリングで号泣し、退場する際にはコーチに肩を抱かれる場面もあった。
ケリフと今大会57キロ級に出場しているリン・ユーチン(台湾)は、国際ボクシング協会(IBA)主催の昨年世界選手権でDNA検査を実施した際、XY染色体を持つことが証明されたとして出場権を剥奪されていた。ケリフは今大会初戦の2回戦で相手が46秒で棄権。リンは1回戦で5-0の判定勝ちしていた。
国際オリンピック委員会(IOC)は1日、公式サイトで「パリ2024ボクシング部門とIOCの共同声明」を発表。2人が東京五輪、世界選手権、IBAが認可する大会など国際大会に女性として問題なく出場していたことや、「彼女たちは突然適正な手続きなく失格させられた」と昨年の世界選手権での出場権剥奪について伝えた。
IOC広報Xが公開した動画では、IOCのバッハ会長が「女性として生まれた2人のボクサーがいる。女性として育てられてきた。女性としてのパスポートを持っている。何年もの間女性として競技に出場してきた。これは女性としての明らかな定義だ。彼女らを女性として疑う余地はない」と語っていた。
(THE ANSWER編集部)