金メダル後に珍発言「トノサマガエルになれた」 女子ボクシング史上初の快挙・入江聖奈の輝き【東京五輪プレーバック】
連日熱戦が繰り広げられているパリ五輪。前回2021年東京大会でも、数々の印象に残る場面が生まれた。4年に1度の大舞台を盛り上げるべく、前回大会をプレーバックする。「今日だけは、トノサマガエルになれた」という言葉で人々の記憶に残っているのが、ボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈だ。ボクシングでの金メダルは日本3人目、女子に限れば初となる快挙だった。
東京金の入江聖奈、その後は大好きなカエル研究の道へ
連日熱戦が繰り広げられているパリ五輪。前回2021年東京大会でも、数々の印象に残る場面が生まれた。4年に1度の大舞台を盛り上げるべく、前回大会をプレーバックする。「今日だけは、トノサマガエルになれた」という言葉で人々の記憶に残っているのが、ボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈だ。ボクシングでの金メダルは日本3人目、女子に限れば初となる快挙だった。
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入江は同級決勝で、2019年世界選手権女王のネスティ・ペテシオ(フィリピン)と対戦した。第1ラウンド(R)からリズムをつかみ、5人のジャッジ全員が入江を支持。第2Rはペテシオの攻勢を受け、ポイントを奪われた。運命の第3Rは激しい打ち合いに。判定で金メダルが決まると、入江は跳び上がって喜び、歓喜の涙を流した。
ボクシングでの日本選手の金メダルは、1964年東京五輪金の桜井孝雄、12年ロンドン五輪金の村田諒太に続く3人目。女子では初となる快挙だった。
カエルが好きで研究者になりたいという夢を持ち、グッズを多数所持しているという一面も知られていた入江は、リングから降りると「今日だけはトノサマガエルになれた」とらしいセリフで喜びを表した。その後、2022年11月の全日本選手権を最後に競技生活から引退。東京農工大学大学院に進み、カエル研究者への道を歩んでいる。
(THE ANSWER編集部)