中国金メダリストを「無視」と暴露された競泳選手が困惑 「奇妙。僕たちは昨夜一緒に…」
パリ五輪は31日、競泳男子100メートル自由形決勝が行われ、中国の潘展楽が世界新記録を更新して金メダルを獲得。しかし、レース前には銀メダルのカイル・チャルマーズ(オーストラリア)からは無視されたと告白していた。一方、非難された側のチャルマーズは困惑している。
パリ五輪
パリ五輪は31日、競泳男子100メートル自由形決勝が行われ、中国の潘展楽が世界新記録を更新して金メダルを獲得。しかし、レース前には銀メダルのカイル・チャルマーズ(オーストラリア)からは無視されたと告白していた。一方、非難された側のチャルマーズは困惑している。
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自身の記録を0秒40更新する46秒40の世界新記録を樹立した19歳潘だが、思わぬ騒動を呼んでいる。米水泳専門メディア「スイムスワム」によると、潘はレース後に「4×100メートル自由形リレーの後、カイルに挨拶に行ったら無視されたんだ。そして練習中には、ジャック・アレクシーがフリップターンをしながらプールサイドにいた我々のコーチに水をかけたんだ」などと暴露したという。
潘が非難されている理由として、同メディアは「潘は、東京五輪7か月前の2021年1月に禁止薬物の陽性反応が出たにもかかわらず、罰せられなかった23人の中国人水泳選手のうちの一人ではなかった」と説明。国全体への疑念が周囲に不信感を抱かせている可能性もあるようだ。
一方、オーストラリア地元紙「キャンベラ・タイムズ」はチャルマーズのコメントを掲載。同選手は「少し奇妙に思える。僕はリレーの前に彼とグータッチしたんだ」「そして僕の意識はチームメイトとリレーに移ったんだ。僕たちは昨夜一緒に笑いあったが、僕のほうは何も問題なかった」と困惑。両者の主張は食い違っている。実際に100メートル自由形決勝直後は、プール内でコースロープにもたれながら握手を交わしていた。
(THE ANSWER編集部)