還暦とは思えないレオタード姿も…14歳で史上初の10点満点、妖精コマネチの今 慈善活動に積極的【五輪あの人は今】
白い妖精と呼ばれ、世界の視線を釘付けにした少女がいた。1976年に行われたモントリオール大会、ルーマニアのナディア・コマネチは14歳で参加。五輪体操競技史上初めての10点満点を記録したのだ。米国に移住した現在は、後進の指導やチャリティ活動に熱心に取り組むほか、自身のSNSでは62歳となっても変わらぬ柔軟性を見せつけ話題にもなっている。
五輪体操史上初の10点満点をたたき出したナディア・コマネチ
白い妖精と呼ばれ、世界の視線を釘付けにした少女がいた。1976年に行われたモントリオール大会、ルーマニアのナディア・コマネチは14歳で参加。五輪体操競技史上初めての10点満点を記録したのだ。米国に移住した現在は、後進の指導やチャリティ活動に熱心に取り組むほか、自身のSNSでは62歳となっても変わらぬ柔軟性を見せつけ話題にもなっている。
コマネチはこの大会、段違い平行棒と平均台の演技で10点満点。個人総合と合わせて金メダル3つ、さらに団体で銀、ゆかで銅メダルを獲得した。白いレオタードと可憐な姿が世界の注目を集め、白い妖精と呼ばれた。
その後、1980年のモスクワ大会では個人総合で銀、平均台とゆかで金、団体でも銀メダルを獲得。五輪で計9個のメダルをつかみ、翌1981年に引退した。その後は米国に亡命し、1984年のロサンゼルス大会で2つの金メダルを獲得した米国の体操選手、バート・コナーと結婚した。
インドのスポーツメディア「Sportskeeda」の今年2月の記事によれば、コマネチは夫のコナーと共同で体操アカデミーを設立しているほか「多くの慈善活動の資金集めにも積極的だ」という。
ブカレストにナディア・コマネチ小児クリニックを設立し資金を提供。低価格ないしは無料の医療サポートを提供しているという。一方で自身のインスタグラムには、時おり体育館で動く姿を投稿。現在62歳だが、驚異の柔軟性を見せている。
(THE ANSWER編集部)