中国体操、大逆転V逸で誤発信騒動 最終種目前に先走り「祝・金メダル」→削除…五輪金メダリストが謝罪
パリ五輪は29日、体操の男子団体決勝が行われ、日本は2大会ぶりの金メダルを獲得した。5種目を終えて中国が3.267点差をつけて独走態勢だったが、最終種目の鉄棒2人目が2度落下するハプニング。日本に大逆転を許し、銀メダルに終わった。この試合で中国の金メダリストが5種目を終えた時点でSNSで母国の金メダルを祝福。先走った結果、まさかの結末が訪れ、謝罪に追い込まれている。
体操男子団体
パリ五輪は29日、体操の男子団体決勝が行われ、日本は2大会ぶりの金メダルを獲得した。5種目を終えて中国が3.267点差をつけて独走態勢だったが、最終種目の鉄棒2人目が2度落下するハプニング。日本に大逆転を許し、銀メダルに終わった。この試合で中国の金メダリストが5種目を終えた時点でSNSで母国の金メダルを祝福。先走った結果、まさかの結末が訪れ、謝罪に追い込まれている。
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まさかの結末だった。最終種目の鉄棒で2人目の蘇煒徳が離れ技で2度落下。11.600点と得点を伸ばせず。チームメートに励まされたが、顔面蒼白に。この後、橋本大輝など日本の2人が完璧な演技を披露。中国は0.532点及ばず、金メダルが手元からすり抜けた。
中国メディア「ジーボーバ」によると、2008年北京、2012年ロンドンの団体金メダルメンバー・陳一氷は鉄棒の演技が始まる前にSNSを更新。「祝・中国体操男子団体の金メダル獲得。12年ぶりのNo.1、めでたい。後輩たちを誇りに思う。これからは更によくなるに違いない、後輩たちが喜ぶ写真を一緒に貼れなくて申し訳ない」と記し、自身が獲得して以来の金メダル獲得を先走って祝福した。しかし、結果は大逆転で銀メダルに。この投稿は一時、中国のネット検索ランキング上位になり、投稿を削除したという。
これを受け、陳一氷は新たにSNSを投稿。「12年ぶりに…大きな得点差でリードしていたので、そうなると思っていた。男子団体の優勝が見たかったのだ」と釈明。「後輩たちには泣かないでほしい。後輩たちの涙を見るのはしのびない。本当につらい。(誤発信をして)申し訳ない。批判は甘んじて受けたい。最後に結果が出るのを待たずに早計だった。こんな逆転が起きるとは思いもしなかったのだ。本当に申し訳ない」と謝罪に追い込まれたという。
さらに、銀メダル獲得の祝福と無念を記し、ファンに選手を思いやるように呼び掛けた上で「本当に申し訳なかった。しかし、これがスポーツだ。起きたすべてのことを許してほしい。後輩たちには、一日も早くコンディションを立て直してほしい。種目別も頑張ってほしい!」とつづったという。
(THE ANSWER編集部)