ラスト鉄棒2度落下「私のミスで金を逃したんだ」 中国選手が謝罪、演技後は顔面蒼白…選手たちは涙
パリ五輪は29日、体操の男子団体決勝が行われ、日本は2大会ぶりの金メダルを獲得した。5種目を終えて中国が3.267点差をつけて独走態勢だったが、最終種目の鉄棒2人目が2度落下するハプニング。日本に大逆転を許し、銀メダルに終わった。その原因となった選手は謝罪している。
体操男子団体
パリ五輪は29日、体操の男子団体決勝が行われ、日本は2大会ぶりの金メダルを獲得した。5種目を終えて中国が3.267点差をつけて独走態勢だったが、最終種目の鉄棒2人目が2度落下するハプニング。日本に大逆転を許し、銀メダルに終わった。その原因となった選手は謝罪している。
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まさかの結末だった。最終種目の鉄棒で2人目の蘇煒徳が離れ技で2度落下。11.600点と得点を伸ばせず。チームメートに励まされたが、顔面蒼白に。この後、橋本大輝など日本の2人が完璧な演技を披露。中国は0.532点及ばず、金メダルが手元からすり抜けた。
中国メディア「観察者網」によると、選手たちは涙。2度落下した蘇煒徳は「今日のことは自分にとって特別に大きな教訓だ。非常に申し訳ない。それに、先輩たちは大変な努力をしてきたし、故障も経験しながら、ようやく今日を迎えたのに、私の今日のミスで金メダルが獲れなかった。申し訳ない」と謝罪し、敗因を背負い込んだ。
エースの張博恒は「自分たちには金メダルの実力がある。ただ、残念ながら最後の1種目で力の発揮に問題が生じ、銀メダルに終わった。だから、みんな凄くがっかりしているに違いない」と落胆したという。体操大国・中国にとって3大会ぶりの金メダルは近くて遠かった。
(THE ANSWER編集部)