本当のポジションはどこ? 165cm二塁手がMVP級の“侵入美技”に実況大興奮
米大リーグで二塁手にもかかわらず、遊撃手の守備位置に“侵入”して打球に追いつき、反転スローでアウトに仕留める仰天プレーが誕生。MLBが公式ツイッターに動画付きで紹介し、ファンから「MVP」の大合唱となっている。
アストロズ二塁手アルトゥーベが遊撃手の打球を好捕&好送球にファン「MVPだ」
米大リーグで二塁手にもかかわらず、遊撃手の守備位置に“侵入”して打球に追いつき、反転スローでアウトに仕留める仰天プレーが誕生。MLBが公式ツイッターに動画付きで紹介し、ファンから「MVP」の大合唱となっている。
思わず、ポジションの概念を忘れてしまいそうになる。そんなファンタスティックなプレーを演じたのは、アストロズの二塁手、ホセ・アルトゥーベ内野手だ。
14日(日本時間15日)の敵地エンゼルス戦、4-1で3点リードで迎えた8回無死。右打者フィリップスは右腕ジャイルズをとらえ、投手の三塁側を抜ける打球を放った。二塁ベースの遊撃寄りを通過した白球。そこに飛びついたのが、なんと二塁手のアルトゥーベだった。
遊撃寄りに深めに守っていた背番号27は素早く現れ、二塁ベース後方を飛び越えるようにボールに突っ込んだ。逆シングルで掴んでみせた。本来の定位置である遊撃手が後ろでカバーする中、2歩で踏み切るとジャンプしながら体を反転させて一塁へスロー。そして、崩れた体勢とは思えない力強い送球はノーバウンドで一塁に届いた。
判定は間一髪でアウト。遊撃手の守備位置に“侵入”しながら果たしたプレーに実況も大興奮だ。驚異的なのは身長165センチという小柄ながら、有り余る身体能力で体格のハンデを乗り越えていることだろう。
一連のプレーについて、MLB公式サイトは「アルトゥーベのファンタスティックなジャンピングスロー」と紹介。公式ツイッターに動画付きで紹介すると、今季の最優秀選手候補に挙がる27歳に「MVPだ」の声が続々と寄せられた。
試合も5-2で勝利。見事なプレーで白星に貢献した「小さな巨人」はひときわ輝きを放っていた。