日本ユニシスが女子V王手 タカマツが世界2位フクヒロに意地「今年最後の大会で優勝を」
直接対決でプライド、高橋「勝ち切れたのは大きい」
高橋/松友は、五輪連覇の夢を追いかけているが、現状では出場権獲得レースで福島/廣田や、世界選手権を連覇した松友麻佑/永原和可那(北都銀行)にランキングポイントで差を付けられており、日本勢上位2位に入るのが難しい状況に追いやられている。それでも世界ランク4位で弱いわけがない。ひけを取らない強さを、直接対決で見せつけてプライドを示した。松友は「来年に向けて、ここで対戦できるのは大きい。勝てたということより、自分たちの良いプレーをたくさん出せて良かった」と手応えを示し、高橋は「団体戦では福島/廣田にあまり負けていないなということを思い出して、変な自信があった。秋田(でのリーグ戦)でも松本/永原に逆転勝ちしていたし、勝ち切れたのは大きい。今年最後の大会で優勝できるように、チーム一丸で戦いたい」と翌日の決勝に勢いをつなげる気概を示した。
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日本ユニシスは、高橋/松友に続いて、第1シングルスでも高橋礼華の妹である高橋沙也加が鈴木温子を2-1で下し、チームとして2-0で勝利。2年ぶり6度目の優勝に前進した。
S/Jリーグは、2016年から日本リーグ1部が改称した大会だ。男女とも5チームずつの2リーグに分かれて総当たり1回戦を行い、各リーグの上位2位が出場するトップ4トーナメントは、日本最強チームの決定戦となる。男子は、シングルス世界ランク1位の桃田賢斗や来季のA代表入りが決まった古賀輝/齋藤太一を擁するNTT東日本が2年連続で決勝に進出。翌22日に行われる決勝戦では、A代表の嘉村健士や小林優吾が負傷のために欠場しながらも総合力の高さを示して4連覇に前進したトナミ運輸と対戦する。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)