伊達公子、“2度目”のラストゲームを海外メディアが一斉報道「46歳にして引退を決断」
テニスの女子シングルス元世界ランク4位・伊達公子(エステティックTBC)は、12日に行われたジャパン女子オープン1回戦で世界67位のアレクサンドラ・クルニッチ(セルビア)に0-6、0-6のストレート負け。試合後の「涙のスピーチ」でコートに別れを告げたが、今大会を最後に2度目の現役引退を発表しているレジェンドのラストゲームは、各国スポーツ紙の電子版でも大きく扱われている。
ジャパン女子OP1回戦でクルニッチから1ゲームも奪えずストレート負け
テニスの女子シングルス元世界ランク4位・伊達公子(エステティックTBC)は、12日に行われたジャパン女子オープン1回戦で世界67位のアレクサンドラ・クルニッチ(セルビア)に0-6、0-6のストレート負け。試合後の「涙のスピーチ」でコートに別れを告げたが、今大会を最後に2度目の現役引退を発表しているレジェンドのラストゲームは、各国スポーツ紙の電子版でも大きく扱われている。
バルセロナを基幹とするスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」電子版は、「東京での初戦に敗退したキミコ・ダテが引退を表明」と試合結果を伝えると同時に、「ダテは1996年に一度は引退したものの、2008年には現役復帰。ただ膝と肩の怪我に苦しめられ、2016年4月に負った左膝の負傷が引退の決定的な理由になった。8度のWTAタイトルに加えて、ダテは全豪オープン、ローランギャロス(全仏オープン)、ウィンブルドンでセミファイナルまで進出している」と日本人テニスプレーヤーとして卓越したキャリアを紹介している。
また、全仏オープンが開催されるフランスの地元紙「レキップ」電子版も、「46歳にして、キミコ・ダテは引退を決断」とのタイトルで、「多くの転機や浮き沈みがあった中、キミコ・ダテは火曜日にそのキャリアを終えた」と報道。「1989年の全仏オープンで初めてプレーして以降、1995年11月にはWTAランキング4位まで上り詰めた。復帰後の2014年全米オープンではダブルスで準決勝進出を果たした」としている。
1990年代にシュテフィ・グラフ(ドイツ)、リンゼイ・ダベンポート(米国)らトップクラスの選手と数々の激闘を繰り広げた伊達。今回の引退報道については、世界各国のテニスファンからのリスペクトを集めていたことの証明となった。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer