なぜ、ナダルに全米の女神はほほ笑んだのか 「6つのキーポイント」をATPが分析
テニスの全米オープンは10日(日本時間11)、男子シングルス決勝で世界ランキング1位のラファエル・ナダル(スペイン)がケビン・アンダーソン(南アフリカ)を6-3、6-3、6-4のストレートで下し、4年ぶり3度目の優勝を成し遂げた。ATP公式サイトは、全仏オープンに続く今季2度目のグランドスラム制覇を「6つのキーポイント」から振り返っている。
全米OP決勝、驚異の“神風スピン”も炸裂で圧勝…今季四大大会2冠の要因とは?
テニスの全米オープンは10日(日本時間11)、男子シングルス決勝で世界ランキング1位のラファエル・ナダル(スペイン)がケビン・アンダーソン(南アフリカ)を6-3、6-3、6-4のストレートで下し、4年ぶり3度目の優勝を成し遂げた。ATP公式サイトは、全仏オープンに続く今季2度目のグランドスラム制覇を「6つのキーポイント」から振り返っている。
ナダルは決勝でも圧巻の強さを見せた。第1セットでまるで風を呼び込んだかのような驚異的なスピンでリターンエースを奪取。大会公式ツイッターが「風があったの? それともラファのスピンなの?」と驚きで動画を紹介したほどの神技を繰り出し、グランドスラム通算16勝目を挙げた。
記事で、まず挙げた1つ目のポイントは、大会を通じたネットプレーでのポイント獲得率80%だ。120回中96回の成功は自身にとっても4番目に高い確立で、30回以上ネットプレーを仕掛けた選手の中で最高の数字。決勝では16回すべて成功させている。対戦相手のアンダーソンが34回中16回の成功、47%にとどまったことと比較しても圧倒的な数字となっている。
2つ目は決勝で「ブレークポイントを一度も与えなかった点」だ。大会通じて7試合を戦い、わずか7回しか許しておらず、安定したプレーを誇っていた。決勝でも第3セットの5-4、サーブ権がナダルにある中、アンダーソンの必死の抵抗に遭い、デュースに持ち込まれたが、最終的にナダルがサービスキープして栄冠を手にした。