これは魔法? ナダルの“神風スピン”に大絶賛「ラファが風を巻き起こした」
テニスの全米オープンは10日(日本時間11日)、男子シングルス決勝でラファエル・ナダル(スペイン)がケビン・アンダーソン(南アフリカ)を6-3、6-3、6-4のストレートで下し、4年ぶり3度目の優勝。四大大会16度目の制覇となったスペインの至宝がファンを最も沸かせたのは、驚異的なスピンで決めたリターンエースだった。大会公式ツイッターは「風があったの? それともラファのスピンなの?」と動画付きで紹介し、ファンから「これがラファの魔法だ」と感嘆が続出している。
全米OP決勝、神懸かり的な驚異的スピンにファン感嘆「これがラファの魔法だ」
テニスの全米オープンは10日(日本時間11日)、男子シングルス決勝でラファエル・ナダル(スペイン)がケビン・アンダーソン(南アフリカ)を6-3、6-3、6-4のストレートで下し、4年ぶり3度目の優勝。四大大会16度目の制覇となったスペインの至宝がファンを最も沸かせたのは、驚異的なスピンで決めたリターンエースだった。大会公式ツイッターは「風があったの? それともラファのスピンなの?」と動画付きで紹介し、ファンから「これがラファの魔法だ」と感嘆が続出している。
その瞬間、コートに神風を呼び込んだようだった。そのくらい、ナダルのショットは時を止めたかのように優雅に美しく、炸裂した。
第1セット。アンダーソンのサービスだった。幼少期から知る盟友がクロス方向に強烈なサーブを放った。すると、ベースライン約2メートル後方に構えていたナダルは反応。利き手の左手一本でバックハンドを返し、ほぼ後ろを向くような体勢で返した。すると、次の瞬間、信じられないようなショットとなった。
驚異的なスピンをかけ、急にスローモーションになったかのようにゆったりとしたリターンは、形勢優位と見て前進していたアンダーソンをあざ笑うかのように、ベースラインいっぱいのコーナーに決まった。
観衆は何が起こったのか理解するのに一瞬遅れたのか、やや遅れてどよめきの声を上げ、しかし、当のナダルは試合序盤で、当然と言わんばかりの表情を浮かべていた。
神懸かり的なリターンエースに大会公式も驚いた。「風があったの? それともラファのスピンなの?」と公式ツイッターに動画付きで速報し、映像を見たファンから仰天の声が続々と上がった。