「素晴らしいホスト国が全てを変えた」 アジア初の日本大会を英紙絶賛したワケ
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は初めてアジアで行われ、成功裏に幕を閉じた。英紙「ガーディアン」は日本大会がラグビー界にもたらす価値を分析し、「ラグビーのさらに充実した未来が垣間見えた」と特集している。
ラグビー界の転換点に、ガーディアン紙「さらに充実した未来が垣間見えた」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は初めてアジアで行われ、成功裏に幕を閉じた。英紙「ガーディアン」は日本大会がラグビー界にもたらす価値を分析し、「ラグビーのさらに充実した未来が垣間見えた」と特集している。
英高級紙「ガーディアン」は「ラグビーのさらに充実した未来が垣間見えた2019年日本大会」と見出しを打って特集。記事では「今大会はこれまでとは一味違った大会になった。ひょっとすると将来、ラグビー協会が今までとは違った、より発展性のある未来を見出した大会としてさえ、見なされるかもしれない」とラグビー界にとって転換点になるW杯だったと評した。
これまでラグビー界はプロ化などの議論に関わらず、視野が狭くなっていたと指摘。しかし、そんな価値観を変えさせたのが、日本だった。「アジアで初開催されたW杯、そして本当に素晴らしいホストだった日本が、全てを変えた。日本は格上チームにサヨナラを告げ、端役に戻るのではなく、再び大会招致に意欲を見せているという話もある」と絶賛した。
ワールドラグビーによると、今大会は日本に31億ポンド(約4300億円)の経済効果をもたらしたと紹介。テレビ視聴者数も日本の記録を突破し、少なくとも約1000万人が会場、もしくはテレビで観戦した。「となれば、日本はラグビー界屈指の大市場となり、日本ラグビー協会は未公開株式投資会社などのビジネスパートナー獲得に困ることはないだろう」と力説した。